なかよし家族
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2,マゾっ気のある次女で性欲処理してしまった。(8)

(ああもう……好き勝手に突いてきて……!)

 膣壺を好き勝手に出入りする剛直に呻き声を上げながら、亜花梨は圧迫感に耐えていた。
 処女膜を破られたからか、それとも龍之助がデカすぎるのか……ジンジンと、熱さにも似た痛みが下腹部を刺激している。幸い、痛みの強さは想像していたほどではなくて、性欲処理に勤しむ龍之助に対して、心の中で悪態を吐く程度には余裕があった。

「うああ……うああああ……亜花梨姉ちゃんのオマンコ、突けば突くほど、ヌルヌルしてグチャグチャってなって……気持ち良すぎておかしくなりそうだよぉ……」
「んあ……んん……んふうぅぅぅ……」

 龍之助はもうとっくにおかしくなっている。息を漏らしながら亜花梨は思う。
 だって、実の姉に向かってレイプまがいのことをしているのだから。おかしくない訳がない。
 自由気ままに膣内を撹拌している龍之助に、そう突っ込んでやりたがったが。しかし、雄棒に肉を抉られるたびに、自分が出しているとは思えない艶声が漏れ出してしまい、言葉にすることが出来ない。

(はぁ……すごっ……奥に入ってくるたびに、頭がふわってなる……)

 まるで身体が浮いてしまうような感覚が、膣内を掻きまわされるたびに四肢の先まで伝播する。なんだかどんどんと身体が麻痺していくようで、不思議な感覚に亜花梨は自分でも気付かぬうちに集中していた。そうしていると、痛みよりもふわふわとした心地よさを感じることが出来たから。
 浴槽に身体を預けながら、龍之助の方を覗き込む。

(おーおー……気持ちよさそうな顔しちゃって、外でそんな表情してたら、絶対職質されちゃうぞ)

 そこには子供の頃から「亜花梨姉ちゃん」と、懐いてきていた可愛い龍之助の姿はなく、必死に肉欲を満たしている雄がいるだけだった。

「亜花梨姉ちゃんっ! 亜花梨姉ちゃん!」

 そして雄は、自分の名前を叫びながら、だらしない顔を晒している。
 一度もこちらには目をくれずに、ただ射精がしたいから腰を振る。自身の姉を物のように扱う姿を見ていて、亜花梨は言いようのない昂りを感じていた。

「ふあああ……亜花梨お姉ちゃんの|膣内《なか》が締まって、搾り取られそうだ!」
「ああ……っ! ん、んくっ! ひあ!」

 龍之助が実況するように膣内の状況を話すものだから、亜花梨はどうしても膣内から伝わる気持ち良さに集中してしまう。

「はああっ、出るっ! 溜まってたのが……いっぱい出るよおおお!」

 ドビュルルル!! ドクッ! ドプドプ!!

「んんっ! あああああ……」

 雄棒は大きく膨らむと膣内の圧迫感が一際強くなり、亜花梨は声を荒げた。
 龍之助の言葉と同時に、まるで膨らんだ水風船が破裂したかのように勢いよく大量の樹液が流れこんでくるのを感じる。

「はっ……ああぁ、熱いのが……膣内に……」

 相当溜め込んでいたのだろう、最奥に向かって入り込んで来る白濁液はとても熱く……多い。子宮の中に入り込んで受精させようとしているのが、熱を通して伝わってくるようだった。
 逸物がビクビクと脈動しながら、精液を奥に流し込もうとする動きがやっと落ち着いたころ、なんとか身体の力を抜けるようになった亜花梨は大きく息を吐き出した。

「――はあぁぁぁ……タツ、ちゃんと出せた?」
「うんっ。ありがとう亜花梨姉ちゃん。亜花梨お姉ちゃんのオマンコ、ヌルヌルですっごい締まって……とても気持ち良かったよ!」
「はいはい。そりゃ良かったね……」

 喜ぶ龍之助を軽くあしらいながら、亜花梨はドキドキと鳴り響く心臓の鼓動に動揺していた。

(どうしよう……タツの言う通り、あーしって本当に変態なのかも)

 亜花梨は初めての余韻を感じながら、自分の性癖を疑った。
 なぜなら、気持ちがよかったから……優しくされるよりも、痛く、恥ずかしい思いをさせられるのが昂奮してしまったからだ。

 今だって――龍之助の言い回しは、まるで自分のことを性欲処理の道具のように言う。それも悪びれも無しにだ。そんな失礼極まりない言動、普通なら許せるものではない、少なくとも悪態の一つでも吐いてやりたい気分になるはずだ。しかし、乱雑に扱われるこの言葉こそが亜花梨を性的快楽に導いてくれている。

 破瓜の痛みだってそうだ。
 初めては痛いものだと、友達とちょっとえっちな話題が出る時に、決まってそう言われ続けていた。私はそういう話を聞くたびに、『痛いのは嫌だなぁ』となんとなしに思っていたものだ。しかし、蓋を開けてみれば。破瓜の感触は想像とまるで違っていた。

 確かに痛みはあった――だけど。ジンジンと子宮に響く痛みが、頭の中にある余計なものを消し去ってしまい、秘所に感じる感覚だけに集中できた。

(こんなに気持ちがいいのなら……もっと手伝ってあげてもいいかもな……)

 剛直に肉を抉られる感覚を思い出すと下腹部が疼く。亜花梨は自分でもわかるくらいに、龍之助との行為にのめり込みそうになっているのを感じていた。
 亜花梨は余韻に浸っていると、龍之助の元気な声が聞こえてきた。

「じゃあ二回目行くねっ、亜花梨お姉ちゃん」
「へ? 二回目?」

 龍之助が何を言っているのか理解できずに聞き返すと、返事が返ってくることもなく膣内に入ったままの剛直は再び動き出した。

 グプッ、グプッ、グプッ、グプッ!

「ひあっ! あっ、ああ……!」

 樹液に愛蜜、更には破瓜の出血まで混ざった潤滑油が、剛直の滑りを良くしており、亜花梨は艶のかかった声を上げる。抜かずの二回目だというのに、剛直は萎えるどころか固さを増しており、ほぐれてきた膣肉を抉られるたび、痺れるような感覚が躰を走る。

「んあっ! なんでぇっ、もう終わったんじゃないのぉ……!?」
「一回だけじゃ全然足りないよっ! それに亜花梨姉ちゃんのオマンコも離さない! って感じで締め付けてくるし……こんなの、止められる訳ないよっ!」
「ふあ、ひああぁぁぁん!」

 龍之助は細い腰を亜花梨の尻臀に叩きつけながら息を荒げている。
 その動きの激しさに、亜花梨は成す術もなく上半身を伏せて、弟の欲望をただ受け止めるしかなかった。身体を揺らされながら、亜花梨は思う。

 こんなの――犬猫の交尾じゃないか。

 今まで性行為の経験がなかった亜花梨は、愛のある行為に思いを馳せ、少女漫画のような濡れ場を想像したこともあった。だがこれは、この行為は想像したどれとも違う……まるで動物の繁殖行動そのものだ。

(あ……やばっ……)

 動物のように交尾をしているのだと思った瞬間、亜花梨の劣情は一気に昂ってしまう。グングンと昂奮のボルテージが上がっていく感覚に、亜花梨は危機感を覚えた。この状態で剛直を擦られ続けたら……射精なんてされようものなら、自分はもう戻れなくなる。確信にも似た感覚が、亜花梨の脳裏をよぎる。
 そんなことを知る由もない龍之助は、思うがまま亜花梨の膣内を弄び続ける。

「あ、ああっ! ひっ、ぐぅっ、……タツ……タツゥ……!」

 怖い、こわい、コワイ。
 一突きされるたび、痛みと快楽が同時にやってきて、法悦に近い感覚が脳を溶かしてくる。倒錯してしまうほどの極上の快楽に、亜花梨は逆らう事が出来ずにどんどんと喘ぎ声が大きくしてしまう。

「タツぅ! 気持ちいい……、オチンチンでオマンコぐちゅぐちゅされるの、気持ちいいよぉ!」

 押し寄せる快楽に侵され、段々と思考すら放棄してきた亜花梨は、感じたことをそのまま龍之助に伝えてしまう。辛うじて残る冷静な自分が、己の発言で羞恥心を感じている。それが羞恥心を煽り、子宮が言いようがない快楽で満たされていく。

「僕も……亜花梨お姉ちゃんで性欲処理するの気持ちいいよ! 頼まなくてもオチンチンをギュウギュウ抱きしめてくれて、嬉しくまた出ちゃいそうだよ!」
「あはぁ……、いいよぉ? お姉ちゃんのオマンコで悪い精液いっぱいビュッビュしてぇ……?」

 すっかり出来上がっていた亜花梨は、龍之助が求めるままに答える。

「亜花梨姉ちゃん……! その聞き方……エロすぎるっ!!」

 我慢出来ない。といった様子で龍之助が叫ぶと、子宮口をノックするように小刻みに何度も動かしてきた。

「はっ、はっ、はっ……! やっばぁ……それ、やばいぃ……!」

 突かれるたびに、頭の中がガツンと殴られたかのように白く染まる。
 まるで脳に電気でも打ち込まれているのかと思うほど、強い刺激が亜花梨を襲う。

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