「うっ……」
突如、龍之助が顔をしかめる。
「タツ君? どうかした?」
「ごめん母さん、僕の――匂いが」
龍之助の反応に、優菜はハッとした。
いくらすくい取ったとはいえ、自分の顔には龍之助の体液がまだ付着しているのだ。確かに、自身の雄臭が漂う顔が近付けば、嫌な思いをしてしまうかも知れない。
優菜は急いで顔を離し、龍之助から離れるように膝で立つ。
「ごめんねタツ君、ちょっと拭いてくるから」
それだけ言って四つん這いで移動してから、すぐ近くにあるウェットティッシュを手に取った。本当は洗面台に行って、しっかり顔を洗ってからメイクの一つでもしたいくらいだったけど、そんなことをしている間に龍之助の気分が萎えてしまったら元も子もない。龍之助はまだ1~2回は射精出来るはず……折角なら最後まで自分の身体でイッてもらいたい。
急いで顔を拭こうとすると、臀部をがしりと掴まれる感覚。何事かと頭だけ動かして後ろを見てみれば、龍之助がお尻を掴んでいた。
龍之助の息は荒く、何も言わずにスカートを持ち上げ優菜の下半身を露わにしてしまう。
(あらあらあらあら?)
まさかと思い、期待感で胸が高鳴る。
「母さんの下着、ぐしょぐしょになってる……」
言いながら、龍之助は濡れそぼった秘所に向かって指を這わせた。
「あ、ああぁぁぁ……」
「母さん、気持ちいい?」
龍之助の問いかけに、優菜はコクコクと何度か頷いた。
「良かった、さっきから僕ばかりしてもらってたからさ、お返しをしないといけないなと思って」
(あらあらあらあらあらあらあらあら――)
期待が確信に変わっていき、優菜の秘所からは湧き出るようにこぼれだした愛蜜が太腿を伝っていた。
※
(すっごいスベスベしてるなぁ……)
母親の臀部に指を滑らしながら、龍之助は思った。
陶器のようにすべすべとした綺麗な肌は、優菜の年齢を感じさせない。こうして顔が見えない後ろから柔肌を撫でていると、経産婦だと思えないほど美しい肌をしている。
そんな美しい臀部を見せつける母親に、三回も抜いて貰ったのだと思うと下腹部にムクムクと力が入って行くのがわかる。
「母さん。下着、脱がすね」
「あ……」
呟くように息を漏らした優菜を尻目に、龍之助は下着に手を掛ける。愛液を吸い込んで重みを感じる下着をずり降ろしてみれば、むわぁ……と、雌臭が充満した秘所が姿を現した。
「びっしょびしょだ……母さんのココ、一度も触ってないのに。僕のを触ってるだけでここまで昂奮したんだ?」
「……うん、そうなの……私はタツ君のおちんちんを触ってるだけで感じちゃうだらしのない女なの……嫌になっちゃった?」
「そんな訳ないよ。さっきもいったけど、エッチな母さんのこと、僕は大好きだよ」
「タツ君……」
優菜の秘所がヒクヒクと動いているのが見える。まるで龍之助を魅了しているように蠢動する膣口から目が離せない。
「気持ち良くしてくれたお返し、受け取って」
龍之助は膣口に顔を近付け、胸に対して控えめな大きさをした突起に舌を伸ばす。
「じゅ、じゅるるっ、ぴちゃぴちゃ、ちゅるるる……」
「ひゃあ! あっ、あっ、あっ、た、タツ君っタツ君!」
突起に舌を這わせるたびに、優菜が甘い声を出す。どうやら相当気持ち良くなっているようで、舐めても舐めても奥から湧き出る愛の蜜は枯れることは無い。
腰を反らして、こちらも舐めやすいように臀部を突き上げた優菜は、妖しく身体をくねらせる。
「じゅるる、ちゅる、じゅうううう……ぱっ」
「んひっ、はあぁ! あああぅぅぅ……!」
初めての行為で上手く出来ているか不安だったが、優菜の反応を見て問題ないと思った。まさかここまで乱れた声を上げるなんて予想もしていなかった分、龍之助も気分が良くなる。
「すごい声……そんなに気持ちいいんだ?」
「気持ちいいぃ……息子にオマンコしゃぶられるの、気持ち良すぎて声が止まらないのぉぉぉ……」
言葉通り、優菜の嬌声は止まらない。溢れる蜜を一すくい舐め取るたびに、艶声を部屋に響かせる。わかりやすく反応する優菜に、気持ちのいいポイントをいくつか見つけた龍之助はより激しく優菜を責め立てた。
「ひあ……! だ、だめっ! そこはっ! 変になる、おかしくなっちゃうところだからっ!」
「おかしくなってくれていいよ……乱れてる母さんも美人だからさ」
「んおおっ……、い、今そんなこと、いわないでぇ……」
一言褒めてみれば、途端に優菜の反応が飛びぬけて良くなった。亜花梨の時もそうだが、どうやら家の女性陣は褒められるのが好きなようで。味を占めた龍之助は口を離し、替わりに指で責め立てながら優菜の耳元に顔を寄せる。
「母さんの乱れてる姿……すっごいエロくて、可愛いよ」
「ふあぁあぁ……タツ君、タツくぅん……」
机に突っ伏しながら、優菜は龍之助にくっつこうと腕を伸ばす。龍之助はその手を受け取り、握り返すと優菜の身体がビクビクと震えだした。
「イク……デカイのキちゃう……好きぃ、タツ君、好きぃ」
「僕も母さんのこと――大好きだよ」
「はあぁぁ……ああぁぁ……」
『大好き』という言葉に陶酔しきった表情を浮かべた優菜は、ほどなくして身体を大きく揺らした。
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