なかよし家族
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4,大人しい長女と大人な経験をしてしまった。(6)

「ふあっ、たっ君。すっごい元気になってる」
「静江姉ちゃんが嬉しいことを言ってくれたからね」

 静江は首を傾げながら聞き返してくる。

「嬉しいことって……経験がないって話?」
「そう、それを聞いて、静江ねえちゃんの初めてが欲しいって。ガチガチになっちゃったんだ」

 静江が欲しいと主張するように、彼女の頬に凝り固まった肉の棒を擦り付けると、顔に体液が付着するのも厭わずに、静江は恍惚とした表情をしていた。

「じゃあ、私とシたくてこんなになっちゃったんだ……嬉しいな……」

 恋人を見るような目で、男根を見つめていた彼女は立ち上がり、フェンスの方へ向かっていく。
 そして下着ごとタイツをずり降ろすと、桃尻を突き出しながらフェンスにしなだれかかった。
 静江が龍之助に振り向くと、発情した顔で臀部をくねらせる。

「私も早くしてほしい……ね、ここでしよ」
「え……でも、大丈夫かな……」

 フェンスの高さは二人よりも高く、見られる心配は確かにない。
 しかし声は別だ、防音性能なんて皆無に等しい垣根なのだから、少しでも大きな声を出したら周りに聞こえてしまう。
 龍之助が尻込みしていると、静江は自身で秘所を弄りながら、龍之助に言った。

「声を抑えてれば大丈夫……それに……」
「……それに?」
「それに――ここでする方が、昂奮しそうでしょ?」

 静江の誘惑じみた台詞に、思わず喉を鳴らしてしまった。
 誘引されるように、静江に向かって歩を進めた龍之助は、彼女の露わになった秘所に手を当てる。

「……んっ、ふぅ……」
「静江姉ちゃん……声、気を付けてね」

 秘所を弄りながら、静江に言うと、彼女は口元を手で抑えながらコクコクと何度も頷いた。
 静江も相当昂奮しているのだろう、洪水のように溢れ出す蜜は一向に止まる事はなく、秘所の周りをグチョグチョに濡らし、太腿から伝い落ちていた。

(引きこもっている間に、すっかり変態になっちゃって……)

 姉の変貌振りに龍之助は驚きはしたが、悦びを隠せない。
 こんなにえっちな姉を相手に出来ることが、嬉しくて仕方がないからだ。
 痛いぐらいに張りつめた剛直を、静江の秘所にあてがうと、彼女は触れた感触にぴくりと腰を震わせた。
 大陰唇に咥えられた鈴口が、愛液の熱気で溶けてなくなってしまいそうなほど、入口は柔らかく、吸い付いてくる。

「静江姉ちゃん……挿れるよ……?」

 静江は答えず、頷くだけで返事をした。
 ここまで気丈に振る舞って見せていたが、元々は弱いところを内面に抱えている人だ。自分が思っているよりかは緊張しているのかも知れない。
 出来るだけゆっくりと、丁寧に性器を秘所に当てて、蜜が馴染むがように入口を愛撫する。こうすることで、少しでも気持ち良くなり、緊張が解れるかもしれないと思ったからだ。
 秘所の口に挟まった雄棒が擦れるたび、静江は電気を打たれたみたいに身体を跳ねさせる。

「ん……あぁ……、それ、いいところに擦れて……気持ちいい……」

 ちゅく、ちゅく……と、スローテンポで水音を響かせてみれば、次第に静江の強張った身体は脱力していく。
 突き出していた腰はあらんかぎりに持ち上げて、擦り込まれる剛直がいいところに当たるように調整している。
 彼女の硬くなった陰核が、竿の上を滑るたび、まるで挿入でもしているかのように、二人して声を押し殺してしまう。

「とろとろ気持ちいいよぉ……たっ君はどう?……私の大事なトコロ……気持ちいい?」
「うん……動かす度に静江姉ちゃんが絡みついてきて、動くのを止められないよ」

 龍之助は本当にそう思っている。
 部屋から我慢していたこともあり、性欲はこれ以上ないくらい昂っているのだ。刺激としては物足りないが、却ってそれが焦らされているようで、ゆっくと樹液が昇ってくる感じがなんとも心地いい。

 なんならこのまま発射までしてしまいそうなほどだが、それは余りにも勿体ない。目の前には腰を突き出した姉マンコがあるのだ。しかも自由にしていいというお墨付き。使わないなんて選択肢は、龍之助にはなかった。
 入口で遊んでいた剛直の動きを止めて、龍之助は静江に言う。

「力……抜いてね」
「……うん」

 亜花梨と優菜のお陰で、すっかり余裕が出来た龍之助は、静江をリードするように優しく呟く。
 さっきは緊張で、返事をすることも出来なった静江も、覚悟を決めたように返事をした。
 改めて膣口にあてがった剛直を、ゆっくり……ゆっくりと姉の膣内に埋めていく。

「あ……ああ……」

 静江の驚きにも似た艶声が聞こえた。
 予想以上に狭い膣道を押し広げながら、静江の反応を確認する。

「大丈夫?」
「うん……なんか、全然大丈夫かも……痛いというより、嬉しいのが強いって感じ……」

 そう言う彼女の声には怯えや震えがない。きっと本心でそう思っているのだろう。
 それなら――。
 龍之助はペースを上げて、最奥に向かって腰を押し込む。
 すると先端に微かな違和感があった。恐らく彼女の純潔を守る薄い壁……薄く柔らかい肉壁がそこにはあった。

 これを突き破れば、静江の初めては龍之助のものになる。
 征服欲に駆られながら、静江の城壁に、破城槌を打ち込んだ。

 ズブブブブ…………。

「んん……っ、あっ、はぁああ……!」

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