1,1話

「あ、あぅ、あっ、はぁ、うううぅぅ……」
 アパートの一室で、乾いた音が規則正しく響いている。
「うぁ、あ、あっ、いや……、クるっ、止めて、いやぁ……」
 ベットの上で四つん這いになり、臀部だけ持ち上げられた少女は泣きながら懇願していた。
 
 彼女の女性器から竿一つで繋がっている男が嗤う。

「またイくの? これで何回目だよ」
「いやぁ……言わ、ないで……ああぁっ!」

 絶頂を迎えようとしている事を男に指摘されてしまい、彼女は恥ずかしさで顔が真っ赤になり、それに比例するように男の動きがどんどん激しくなる。
「ひっ、いや、やっ、イくっ、イクイクイク、イッ……ぐうううううぅぅぅ!」

 敏感になった膣内はその動きに耐えられず、彼女は何回目かわからない快感にイってしまう。
 頭が真っ白になり、そのまま滑り落ちるように、躰から意識が抜けていく。
 だが、子宮を叩く異物感が眠りにつくのを許さなかった。

「~~! ん゛ぁっ、お、おぉ、いゃ……ゆる、してっ、おおぉっ!」
「イってる女の子のなか気持ちぃ~、ほら、またビュッビュするよ」
「んっ! んんんんぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

 男は言うと同時に、何回目かわからない膣内射精をした。すべてを子宮に送りこむ為に、一番奥まで押し込んだ男性器を小刻みに動かすせいで、絶頂したばかりの少女はまたしても気をやってしまう。
 最後まで射精を終わらせた男性器は、抜かれる事も無くまた前後運動を始める。もう何回これを繰り返したかわからない。
男は精と蜜が撹拌ブレンドされた秘所に息子を行き来させながら、にやりと口を開いた。

「まだまだ終わらないからね、結花ゆかちゃん頑張ってね」

 少女の返事はない。
 瞳からは光が消え、口から涎を垂らし人形のように力の抜けた躰は、ただ男の精液を絞り出す為の容器いれものになっていた。

「あ、おはようございます」
「……ございます」
 土曜日の昼下がり、ベットで惰眠を貪っていると外からバタバタと騒音が聞こえた。
気持ちよく寝ていた所を起こされた俺は、一体何事かと玄関の扉を開けてみると大きな段ボールを担いだ、見るからに屈強な男達がいた。
 苛立ちのままに文句でも言ってやろうとドアを開けたはいいが、相手の体格を見て思わず委縮してしまい、反芻はんすうするように挨拶を返した。

 男達は挨拶した後、手に持っている荷物をテキパキと横の部屋に運んでいく。
 誰か引っ越してくるのか? 
 ――その様子をなんとなく眺めていたら女性の声が聞こえた。

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