「んんんっ……ぐうううううぅぅぅ」
文字通り、押し広げられる痛みに呻き声を出して耐えていると、下腹部の臍より少し下の部分まで異物感が登ってきて、そこでようやく動きを止めた。
肉を抉られるような感触は消えたが鈍痛だけがズキズキと居残る。痛みが気になり下腹部に目をやると、膨れ上がっていた肉の棒は私の膣内にすっぽりと収まってしまっていた。
それを見た私は少し余裕が出てきて、大きく息を吐いた。
「全部入ったよ、痛かったでしょ?」
「はい……痛いです」
流石に誤魔化す余裕は無かったから、正直に答えた。
そうすると米田さんは笑顔を作る。
「ちょっとしたら落ち着くと思うから、我慢してて」
言いながら唇を合わせてくる米田さんを、迎えるようにして舌を絡める。
「ちゅ……んぁ……ふぁ……ちゅ……れろぉ」
舐め合って、お互いの唾液を交換するように舌を絡める。
こうしていると躰が火照ってきて、痛みがマシになる気がする……。
それどころか、下腹部に疼く痛みを気持ち良さと勘違いしてしまいそうな気分になってしまう。
私は夢中になって米田さんの舌を扱き上げた。
「――そろそろ動くよ」
「あっ……」
米田さんの舌が離れる。
どれだけの間キスをしていたのだろうか、唇はふやけたようになりジンジンと熱を感じた。
米田さんは体を起こすと私の腰を少し持ち上げた。そして膣に入ったまま停止していた肉棒をゆっくりと動かし始める。
「あぐっ……ん……ふぅ……」
「どうかな……まだ痛い?」
「だ、大丈夫、ですっ……、へい、き……んぁっ」
さっきよりも滑りが良くなっていた膣内は本当に痛みが引いていた。
それよりも抽挿される度に感じる気持ち良さが勝り、呻くように喘ぎ声を上げていた。
小刻みに、かつスローペースで竿が動く度に、膣肉が引っ張られて、刮《こそ》ぎ取られるような感覚がする。
それが痒くて手の届かない場所を掻いてくれるような、なんとも言えない気持ち良さを与えてくれる。
「あっ、はぁはぁ……き、きもちいい……下のキスも、気持ちいいよぉ……」
「結花ちゃんはキスが大好きなんだね」
「うん……すきぃ……キスすきぃ……」
「じゃあ、こっちの口でもキスしよっか」
「あ……ちゅば、ぢゅっ……んはぁ……わぁい、ちゅ……じゅぱ」
ファーストキスからもう何度目になるのかわからないキスをする。
気が付けばすっかり痛みを感じなくなっていた膣壁から感じる快楽を享受しながら、私の腰は知らぬ間に、抽挿を助けるように動いている。
私の腰に添えるように手を当てていた米田さんは、それに気付くと膣肉を引きずりだすよう、徐々に動きを大きくしていく。
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