米田さんに返事をしながら、結花はゆっくりと体を起こすと、ベッドから抜け出して私の所までやってきた。
「ほら、お母さんも気持ちよくなろ……?」
そう言って、私の前にしゃがみ込んだ結花と目線が合う。
事態についていけない私は、考える事が出来ないまま、惚けた娘の表情を見続けていた。
すると、突然背後から抱き着かれるように腕を回される。驚いて背後を見ると、米田さんの顔が見えた。
私の腕の間を通すように伸ばした手は、そのまま乳房を鷲掴みにして乱暴に動き回る。
「あっ、ちょっと、よ、米田さんっ、あ、んっ、いたっ、んんん……!」
「まあまあ」
何が『まあまあ』なのか。
混乱したままの私になだめる言葉を掛けながら、米田さんの手は止まる気配も無く胸を弄び続ける。
痛みが走る程強く握ったかと思うと、双乳の先端を軽く摘む。コリコリと擦るように動かす指先にむず痒さを覚えて私は躰を悶えさせた。
「だめ、えぇ……、すこし、まってぇ……」
今はそんな状態ではないのだ。電気みたいに躰を走る刺激に耐えながら、薄目を開けて目の前にいる結花を見る。米田さんの乱雑な愛撫に悶える私を見ながら、結花は楽しそうな顔をして私を見つめている。
「お母さん……気持ちよさそう……」
熱を帯びた息を吐きながら、結花は呟くようにそう言った。
私はその言葉を聞いた途端、顔面の温度が上がっていく感覚がした。娘に痴態を見られたからなのか、それとも私が節操無しなのか……。
こんな状態でありながら、確かに私は官能的な愉悦を感じていた。
「いや……結花……み、みないでぇ……!」
「ふふ、嫌です……ずっと見てます」
小悪魔めいた表情をして、結花は嗤った。
笑顔を作りながら、悶える姿を見つめる視線にどうしようもなく躰が疼く。気が付けば擦られていた乳豆はすっかり硬直しており、コリコリと扱かれる度に刺さるような快楽が躰を巡る。
「んっ……うぐ……だめ、いま擦ったら、だめなのぉっ!」
「お母さん、なんで駄目なの? そんなに気持ちよさそうなのに……」
「だって、こんな事された、らぁ……あっ、みっともないところ、みせちゃうっ、ひぁっ!」
乳房を蹂躙される姿を、娘に視姦されているという事がどうしようも無く劣情を煽る。
まさか自分にこんな一面があったなんて。信じたくない気持ちとは裏腹に躰の反応はどんどん良くなっていき、嬌声を抑える事が出来なくなってきた。
でも……それでも、娘の前で絶頂するなんて、そんな事はあってはならない。
羞恥心か親の威厳か。なんだかわからない感情がそれだけは耐えねばならないと思わせ、私は気を強く保とうとした。しかし、そんな抵抗心など知る由もなく、結花は私の乳房に顔を寄せる。
「ん、えろぉ……ちゅ、ちゅぱ……」
「んんんっ! ゆ、結花っ、あ、はあああ……! な、何をして……」
「ぢゅ――ぽんっ。ふふ、お母さんのおっぱい吸うなんて、何年振りなんだろ……?」
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