昔を懐かしむように目を細めながら、結花は硬直した乳豆に舌を這わせる。
「れろぉ……、んふ、お母さん、気持ちいい……?」
「んっ、はぁはぁ、や、やめて……これ以上は……だめ、ぇ……」
結花の質問が耳に入ってこない程、痺れるような快感が躰を震わせた。
私の反応を見て満足そうにしている結花は卓越した舌技を披露する。縦横無尽に動く舌先は、蕩けるような感覚と共に絶頂には届かないもどかしさを躰に運んできて、その物足りなさが神経を集中させ、快楽に対し貪欲に反応してしまう。
「私のべろ、気持ちいいでしょ? 前からずっと、米田さんに教えてもらってたんだよ」
「え……」
結花の言葉に、私は米田さんの方へ振り返った。
「ど、どういう事ですか……」
私の問い掛けに、米田さんは何も答えない。というより答える気がないように見えた。
彼は唯々、私の乳房を揉みほぐして、手先から伝わる感触を満喫している様子だった。
性にだらしのないその姿と結花の変貌ぶりがパズルのピースのようにぴたりと繋がる。私は今までに自分がされた事を思い出し、今更娘を預ける相手を間違えたのだと理解した。
「……あなたという人は……!」
込み上がる怒りの感情が溢れ出し、私は食い掛るように米田さんを見た。だが、米田さんは表情を変える事無く「まあまあ」と私の胸を強く握る。
「んんっ……! くっ、あああっ!」
結花の舌によって刺激に弱くなっている躰は、性感帯に感じる痛みすらも快楽と捉えて私の躰を悦ばせる。怒りに強張った躰はあっという間に快楽に負けて、弛緩していく。
「駄目だよお母さん、私の彼氏を怒ったら。みんなで仲良くしよ」
「そうそう、三人で仲良く、ね」
「んん……、はぁっ、あっ、だめっ!」
乳首への愛撫が激しくなるや否や、秘所に硬い物が当たった。熱を帯びたソレは、性器を濡らす愛液を潤滑油として、股の間を前後する。
大陰唇に挟まるようにして動く肉棒は陰核を擦るように動き、上下からやって来る快感に私の意識はあっという間に、
「~~~~~~!」
どこかに飛んで行ってしまった。
溜まりに溜まった劣情は頭の中で爆発したかのように弾けて、目の前には火花が飛び散る。ガクガクと揺れている躰が認識できない程、私は強く気をやってしまっていた。
「あぅ、あああ……あああああ!」
しかし、それでもなお私への凌辱は止まらない。
絶頂しても変わらず続く愛撫に、落ち着く事が出来ない躰は昂ったまま体を不随意に動かしている。
「いやああ! やめてっ、おねがいっ、とめてぇ!」
あまりに強い刺激が躰に突き刺さるようで、頭がどうにかなってしまいそうだ。
コメント