4.62話

「あー、出した出した」

 ひとしきり親子の躰を愉しんだあと、流石に疲れてきた俺は椅子に腰かけて小休止を取っていた。
 座っている俺の足元には、美穂さんと結花ちゃんが鎮座していて、休憩している間に彼女達にはマッサージを頼んでいた。

「ちゅ、ちゅば……ちゅぼっ、ちゅぼっ、ちゅぼっ――んふ、結花の味がする……」
「ぺろぺろ……ん……キンタマ袋ってこんなに固いんだ……ちゅ、じゅるる」

 仲睦まじく愚息を愛でながら談笑する二人。
 美穂さんが口をすぼめ、懸命に竿を扱き上げているそのすぐ下で、結花ちゃんが玉袋に舌を這わせ、こりこりとした感触を楽しんでいる。

「うあ、あああ……二人共気持ちいいよ……」

 男性器の隅々からやってくる快楽に、自然と上ずった声が出てきてしまう。
 母娘はその姿を上目遣いで覗きながら、クスクスと笑みを浮かべる。
 乱れた髪と上気した頬が合わさって、まるで夢魔のように逸物を挟み込んでいた。
 美穂さんは咥えている逸物を離して俺に言う。

「ふふ……可愛い声出しちゃって。これ、そんなに気持ちいいんですか?」

 亀頭部に指を這わせながら上目遣いでこちらを見つめる美穂さんはすっかり現状に酔っていて、嗤いながら性器を刺激する姿は夢魔そのものだ。

「気持ちいいに決まってますよ。こんな美人と可愛い親子に自分のチ×コを奉仕させてるんですから」

 法悦を感じながら、思った事をそのままに答えた。
 容姿を褒められた美穂さんは嬉しそうに笑みを作ると唾液で湿った口を大きく開けて、肉棒を根元まで咥えこんでから、舌を使って尿道のラインを舐めまわしてくる。

「おお、おおおおお……呑み込まれる……」 

 これがまた気持ち良くて、口をあけたままずっと喘ぎ声を出していた。
 俺の情けない嬌声を聴きながら、玉袋を舐めていた結花ちゃんは不満そうに愚痴を漏らす。

「お母さんずるいっ、こっちと交代してよっ」
「嫌よ、結花はタマ袋担当でしょ」

 いつの間に担当なんて出来たのか。
 娘の要望に、美穂さんは奪われまいと手で隠すように逸物を遠ざけた。
 俺の逸物を、まるで甘味でも取り合う様に押し問答している二人を見て支配感が満たされていくようだ。

「まあまあ、独り占めせずに二人で分け合えばいいじゃないですか」
「……まぁ、それなら」
「わーいっ」

 俺は諫めるように言うと、美穂さんは渋々といった感じで折れてくれた。
 そして結花ちゃんがひょこりと顔を出し、親子二人の容姿端麗な顔が屹立した男性器を挟むように並ぶ。

 もはやその光景だけで、我慢汁が溢れそうなほど昂奮をそそる絵面だったが、そこから二人は口を開けてビクビクと脈打つ剛直に舌を這わせ始めた。

 ぺろぺろ、れろれろ。

「うわああ……こ、これやっば……」

 わざとらしく水音を鳴らしながら、逸物に顔を埋めた二人はこちらを見ながら舌を動かす。
悶えるように破顔した俺の顔を見つめながら、満足そうな表情を浮かべる彼女達。

「えろぉ……米田さん、凄い表情してますよ……ちゅ……いつもと立場が逆転しちゃってますね」

 逸物を包むように舌を這わせながら、美穂さんは目元を緩める。

「そんな顔するって事は、オチン×ン気持ち良くなっちゃってる証拠ですよね? えへへ、ぴちゃ、じゅば……もっといっぱい気持ち良くなってください……」

 目尻を染めながら、慈しむように男根を愛でる結花ちゃん。

 違う責め方を同時に味わい、休憩ついでの奉仕だったはずなのが、彼女達は精液を催促する為に舌遣いがどんどん激しくなっていく。
 じわじわと昇ってくる精液を感じながら、まるで目にハートが浮かんでいるような淫靡な表情をする二人を見た。
 その姿は最初に出会った時とは全然違う、一心に快楽を求める為に媚を売る、従順な雌の姿だった。

「あ、だめだこりゃ。出ちゃいます」
「きゃっ」
「んひゃっ」

 彼女達の献身的な奉仕に、堪らず精液が溢れ出す。
 俺は達成感と征服欲に包まれながら、出来たばかりの性奴隷達の顔にマーキングを施してやった。
 彼女たちは急な射精に驚きながらも、顔に飛んできた樹液を舌で掬い上げ、喜々として舐めとっている。

「ん、美味し……米田さん、まだいけますよね?」

 美穂さんがそう言うと、結花ちゃんもこちらを向いて期待に満ちた瞳でこちらを見つめている。

「もちろん」

 正直もう少し休みたい所だが、ここで逃げれば男がすたる。
 彼女達の頭を撫でながら小気味よく返事をしてみれば、二人は俺に抱きついてきた。
 柔らかい肌の感触を感じながら、押される勢いに任せて俺は倒れ込んだ。

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