腫れ上がった患部を撫でるように、美穂さんの手が上下に動く。
美穂さんが引っ越してきてから何度も繰り返されてきた動きは淀みがなく、的確に俺の気持ちいい所を往復する。
「本当に凄い……ガッチガチで金属みたいになってますよ……」
脈打つ逸物を撫でながら、美穂さんは独り言のように呟いた。
「うあ……美穂さんの手もエロすぎです」
神経が過敏になっているのか、美穂さんの手が動くたびに強い刺激が刺さり呻き声を上げてしまう。
そんな俺の態度を見て興が乗ったのか、美穂さんの手淫は的確に弱点を扱き上げ、思わず腰が引けてしまう。
「み、美穂さん。手加減してくれないと、すぐ出ちゃいそうなんですけど……」
刺激に耐えながら美穂さんを静止しようとするが、彼女は妖しい笑みを見せてから顔を寄せ、耳元で囁く。
「どうせ一回じゃ終わらないでしょう……? 最後までしてあげますから、ビュッビュしても大丈夫ですよ」
「うあ、ちょっとまっ、あああ……」
耳に入ってくる美穂さんの熱い吐息が脳を舐める。
彼女の甘言に身を任せてそのまま射精してしまいそうになったが、流石に下着の中に出すのは駄目だ。必ず帰り道で後悔する。
ぎりぎりの所で理性を保ち、美穂さんの手を抑えるようにして止めた。
「流石にズボンの中で出すのはちょっと……帰り道が情けない歩き方になりそうなので」
「あ――それもそうですね。ごめんなさい、なんだか止められなくって」
俺の言葉にハッとした美穂さんは少し残念そうな表情で謝りながらズボンに手を掛けた。俺が「いえ」と相槌を打っている間に慣れた手つきでベルトを外され、脱がされたズボンからは剛直が跳ね上がる。
「うわ……なんだか別人みたいに腫れ上がってますけど……」
米田ですよと、俺の代わりに愚息がぶるんと揺れて挨拶をする。
大げさに動く愚息をうっとりとした目でみながら、美穂さんは言われるでもなく顔を近付け、舌を這わせた。
「えろぉ……、ちゅっ、じゅぱ、じゅるる……ん、大きいし、凄く硬い……それに匂いも……ちゅぱ、えろえろぉ――」
我慢汁で汚れた剛直を美穂さんは綺麗に舐めとっていく。
しつこいくらいに動き回る舌の感触が下腹部に血を集め、猛々しく反り立つ逸物は破裂せんばかりに大きくなっていた。
「こんな大きいの……ちゃんと入るかな――」
ぬぷぷぷぷぷぷ。
美穂さんの唇は裏筋を通り亀頭部まで昇ってきたあと、尿道口にキスをするように唇を当てて、そのまま自身の口に剛直を飲み込んでいった。
我慢汁と美穂さんの体温が移った唾液が混ざり、まるで膣のように剛直に絡みつく。
「あ、あああああ……!」
「んっ、~~~~!」
あまりの気持ち良さに、我慢できなかった俺は美穂さんの口内に発射してしまう。
信じられないくらいの射精感がこみ上げ、剛直からは水鉄砲のように精液が発射された。
勢いに驚いていた美穂さんは俺の腰を掴みながら、吐き出さずにすべてを口内で受け止めていた。
「――んあ、ん……普段あれだけ出しているのに、なんでこんなに溜まってるんですか……」
放出された精液を嚥下してから、美穂さんは呆れたように言い放った。
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