なかよし家族

なかよし家族

7,エピローグ

「あら、藤宮さん。一家総出でどこいくんですか?」  家族全員で外を歩いていると、声を掛けられた。 振り向いて確認してみれば、近所に住んでいる気さくなおばさんがそこに立っていた。 「こんにちは。今から買い物に行くんです」「へぇ~...
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6,なかよし家族(9)

「ふああ、あっ、ううっ、ひんっ!」「おっ、おお……、おふっ、おっ……!」  グポグポと、空気の含んだ音を出しながら秘所から蜜が掻き出される。こぼれた愛液を太腿まで垂らしながら、二人は動物のように声を荒げて悦に浸る。 三者三葉の艶声が...
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6,なかよし家族(8)

「ふああ……あ、あ…………」 (ふう、危ない危ない)  入れ替わり挿入を続ける剛直は何度も寸前の所で止めているからか固くなる一方だ。いきり立った怒張を上下に大きく振りながら、今度は亜花梨の背後に近づいた。 ずっと放置されていた...
なかよし家族

6,なかよし家族(7)

「あ……」  挿入の予感に声を漏らす優菜。 秘所の入口を指で広げてから、蜜にまみれた空間を怒張で埋めていく。 「んっ、んんんん……!」  よがり声を上げながら、優菜は龍之助の剛直を受け入れる。 時折引っかかる膣肉を押し広...
なかよし家族

6,なかよし家族(6)

「んひゃん……あ、亜花梨、くすぐったいよぉ」「らって勿体ない」「んもう……じゃあ私はこっち貰うね」「ん……」  静江が亜花梨の頬についた白濁液を舐める。それはつまり、亜花梨の顔に舌を這わせたということであり、姉妹のキスシーンとも言え...
なかよし家族

6,なかよし家族(5)

「じゅぷぷ……ちゅううぅぅ……ちゅば、ちゅぷ……」「んあっ……ふふ……、いよいよ赤ちゃんみたいになっちゃいましたね~」「んむむぅ」  熱い吐息を弾ませながら、優菜は優しく大事にするように龍之助の頭を撫でる。子供扱いされるのも、可愛い...
なかよし家族

6,なかよし家族(4)

「私達も忘れてもらったら困るわよぉ」  優菜がこちらに向かって話し掛けてくる。仲間外れにされている、といった感じの口調だったが、表情は微笑んでいて、とても楽しそうにこちらを見ていた。 優菜の言葉に静江は何度も頷く。 「私も、静...
なかよし家族

6,なかよし家族(3)

「たっ君」「静江姉ちゃん……」「私はこれからもたっくんと仲良くしたい。姉弟としても、女としても。だから、たっ君はどうしたいか、はっきり教えて」  正面までやって来て、静江はこちらに目を合わせる。 おどおどとしながらも、髪の隙間から覗...
なかよし家族

6,なかよし家族(2)

「と、いうわけなので、もう通院は結構ですよ。お大事に」  そこまで言うと、医者はカルテを閉じて、別のファイルを取り出した。 こちらにはもう関心のない様子でファイルを覗く医者を尻目に、「ありがとうございました」と一言いって、椅子を立ち...
なかよし家族

6,なかよし家族(1)

 病院に来て欲しいと言われた旨を優菜から伝えられた週の土曜日。諸々の検査を終わらせた龍之助は、病院の待合室で緊張しながら名前を呼ばれるのを待っていた。 優菜が言った、深刻――、と言う単語が頭から離れず。ドキドキと心臓が強く鼓動するせいで落...
なかよし家族

5,みんなと楽しんでしまった。(9)

 溢れ出る母性に辛抱堪らず、龍之助は優菜の唇にキスをした。突然のキスだったのに関わらず、優菜は受け入れ、優しく応えてくれる。 そのままキスを続けながら、深々と刺さっていた剛直を、一気に引き抜いた。 「んもっ、んん……!」  口...
なかよし家族

5,みんなと楽しんでしまった。(8)

「ごめん、母さん。僕……ちょっと対応が悪かったかも知れない」「タツ君?」  龍之助は、母の広げられた四肢に指を触れた。突然の出来事に、優菜はピクリと身体を痺らせる。 亜花梨たちと遜色ない綺麗な柔肌を龍之助は撫で続ける。 「母さ...
なかよし家族

5,みんなと楽しんでしまった。(7)

 ――暫くそのままで繋がっていると、思い出したかのように腹の虫が鳴り出した。 唸るように響く音に、現実に戻された二人は顔を見合わせ、噴き出すように笑顔を作る。 「今度こそ、飯食うか」  笑いで滲んだ涙を拭いながら、亜花梨が言っ...
なかよし家族

5,みんなと楽しんでしまった。(6)

「だって、亜花梨姉ちゃんがあんなことするから……昂奮するに決まってるじゃないか」「……昂奮、したか?」「ずっとね……服、似合ってる。凄く可愛いよ」「……そっか。いひひっ、嬉しいな」  癖のある声で笑いながら、亜花梨は心底嬉しそうに言...
なかよし家族

5,みんなと楽しんでしまった。(5)

「タツッ!」  いきなりの出来事に亜花梨は驚き、龍之助の近くまで駆けつけていた。 肩に手を乗せ、自分のことのように心配してくれる姉の姿に、龍之助は驚いた。 「どうしたんだよ、いきなり。もしかして――びょ、病気が悪くなったのか?...
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