ひどくありふれた男女の日常

ひどくありふれた男女の日常

本屋のお姉さんと客(4/4)

「忍……さんっ……! 待って、待ってくださいぃ!」 「だーめ、待ちません。真さんのおちんちん凄く気持ちがいいんだもの。こんなの止められるわけがないじゃない。真さんも気持ちいいでしょう?」 「き、気持ちいいっていうより……あああ...
ひどくありふれた男女の日常

本屋のお姉さんと客(3/4)

 レジのすぐ後ろにあるのれんを掻き分けて奥の部屋を覗くと、生活感のあるこじんまりとした和室があった。忍は部屋に入り、中央に置かれていたちゃぶ台を端に寄せてから入口にいた真に手招きする。 「どうぞ、狭いところですけど」 「お、お...
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本屋のお姉さんと客(2/4)

「そういう内容はお気に召しませんでしたか?」 「そういう問題じゃないでしょう⁉ こういう本を、その……異性に抵抗なく渡すってちょっとよくないんじゃないですか?」 「あら、わたしは全く気にしませんけど。もしかして意識しちゃいまし...
ひどくありふれた男女の日常

本屋のお姉さんと客(1/4)

 シャッター街の商店街を歩いていると、その中にぽつんと店を開けている本屋があった。  外から店の中を覗いてみるも客は見当たらず、閑散とした店内を見て、どうやって経営を続けているのか不思議に思うくらいだ。だが、こんな雰囲気は嫌いじゃな...
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吸血鬼狩りと弟子(4/4)

「これが……師匠の……」  想像をはるかに超える巨大な怒張に一瞬気押されたアンリエッタだったが、むわぁっと香ってきた雄臭に脳を犯されるような感覚を覚えた。  そして……恐る恐る鈴口に唇を添わせる。 「えろぉ……ぺろぺろ…...
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吸血鬼狩りと弟子(3/4)

「ん……くっ! 開け……開けったら……!」  ヒューゲルの様子を見て慌てたアンリエッタは渾身の力で蓋を開けようとする。蓋に集中するあまり、彼女は足元に置いたお湯のことを失念していた。 「熱っ‼」  踏ん張ろうと姿勢を変え...
ひどくありふれた男女の日常

吸血鬼狩りと弟子(2/4)

「――まず吸血鬼の弱点は頭じゃない、心臓だ。そこを潰さないかぎりこいつらはゴキブリみたいな生命力で蘇り、反撃してくる」  心臓を貫いた拳を引き抜きながらヒューゲルは言う。 「そしてこいつらは完全に死ぬと灰化するんだ。逆に言えば...
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吸血鬼狩りと弟子(1/4)

 室内に響くのは金属音だった。  腕を伸ばしてみると手が見えないほどの漆黒、そんな闇の中でガキン、ガキンッと硬い物体がぶつかり合う音が聞こえていた。  音に合わせて暗闇に瞬間的に火花が光る。刹那に煌めくその灯りのおかげで常人は...
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フリーターと隣人少女(4/4)

「……そんなの、見損なわれそうで言えないよ……」 「つまり、見損なわれそうなことで恥ずかしくなってるわけだ。初めて触られるのにいやらしい声を出す自分が恥ずかしくて、見られたくないんだな。可愛いじゃないか」  わざとらしく圭吾は...
ひどくありふれた男女の日常

フリーターと隣人少女(3/4)

「桜、お前が好きだ。俺はフリーターだし、寂しくなったらいつでも相手をしてやる。だから俺と付き合ってくれ」 「……はいぃ!」  グシグシと笑顔の仮面を壊して、桜は嗚咽を交えて返事をする。圭吾は桜の顔を正面から見据える。 「...
ひどくありふれた男女の日常

フリーターと隣人少女(2/4)

「どうした桜? 部屋の前にいるなんてなんか用事か?」 「ううん、別に用事があるわけじゃないんだけど。良かったら部屋に入れてくれないかな?」 「部屋に?……別にいいけど」 「本当っ、やった」  桜の提案に気軽に返事を...
ひどくありふれた男女の日常

フリーターと隣人少女(1/4)

 休日。自分が住んでいるマンションの一室で惰眠を貪っていたら呼び鈴が鳴り、|黒崎圭吾《くろさきけいご》は目を覚ました。  休みといっても世間様から見たら本日は平日だ。フリーターである圭吾は休みであるが、大多数の人間は職場に赴き勤労に...
ひどくありふれた男女の日常

マンガ家とアシスタント(4/4)

 さっき確認した膣口に狙いを定め。慎太郎は鉾先をあてがった。そしてゆっくり、ゆっくりと鉾先をぽぷらに沈めていく。  ずぶ……ずぶぶぶぶぶぶぶ……。 「んあ、あああああ……っ!」  ぽぷらの身体に力が入り、一際大きな嬌声を...
ひどくありふれた男女の日常

マンガ家とアシスタント(3/4)

「じゃあ、はい。ゆっくり見ていって……」  改めて椅子に座った彼女はさきほどと同じ様に秘所を見やすく脚を広げる。慎太郎はさっき感じた憤りなど忘れ果て、かぶりつくように女性の生体に夢中になっていた。 「こ、ここにオマ×コがあるん...
ひどくありふれた男女の日常

マンガ家とアシスタント(2/4)

「――しんちゃん。大丈夫?」 「えっ……」  不意に聞こえたぽぷらの声に慎太郎は顔を上げると、目の前にはぽぷらが心配そうな目でこちらを見つめていた。 「先生、どうしたんですか? 原稿は……」 「いまは全然追われてな...
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