レジのすぐ後ろにあるのれんを掻き分けて奥の部屋を覗くと、生活感のあるこじんまりとした和室があった。忍は部屋に入り、中央に置かれていたちゃぶ台を端に寄せてから入口にいた真に手招きする。
「どうぞ、狭いところですけど」
「お、お邪魔します」
真はおずおずと部屋に入ると、い草の香りと共にどこか懐かしい、落ち着く香りがした。
「それじゃあ、続きを始めましょうか」
「え……あっ」
言いながら忍は真に近づき、ズボンのベルトを外していた。足元で正座をしたまま真のズボンを脱がす様はかしづくようで、おあずけを喰らって冷めて始めていた真の期待感は見る間に膨らんでいく。
真の期待感を表すように、ズボンを下着ごと脱ぎ降ろされると勢いよく逸物が立ち上がる。血管が走り、てらてらと艶めかしく輝く怒張を見て忍は微笑む。
「ふふ、おっきぃ……早く気持ち良くしてほしくて堪らないって感じですね」
忍の言葉に真は気恥しくなった。まさに図星を突かれたからだ。さっき店先で触れられたように、また触ってもらいたい、彼女にいじくりまわされて発射してしまいたい。真の脳内はもう、そういう欲望で頭がいっぱいになっていた。そんな気持ちを察したように、忍は真の腰に腕を回す。
「心配しなくても……今度はおあずけなんてしませんよ……ん……んちゅ……」
「うあ、あああああ……!」
忍は物静かにそう言ったあと、大きく口を開いてためらいなく真のちんぽを頬張った。熱く、とろけるような感触に真は悲鳴のような呻き声を上げた。
「んん……んじゅる、じゅぱ、じゅっぷ、ずぞぞぞぞ……んふ、しょっぱい。汗で蒸れて……とっても濃い」
一気に半分ほど頬張ったまま、忍は我慢汁がたっぷりこびりついた逸物に舌を這わせる。舌の動きは激しく、忍の顔は大好物を食べる子供のように表情が歪んでいた。
(ついさっき話したばかりの彼女の口が、僕のちんこと繋がっている……なんてエロいんだ……っ)
頬をへこませ、嬉しそうにむしゃぶりつく忍を見て真は性的興奮に倒錯していく。現実感のない光景に、気を抜くと意識を失ってしまいそうなぐらい、酸素を求めて息を荒げていた。
「あぁ……忍さんっ、気持ち良すぎですよっ!」
「んじゅるるるる……ふふ、気に入って貰えてよかった。真さんのおちんちんもとってもやらしい臭いがして……んじゅ、ぐぽ、ぐっぽっ、ぐぷぷ……ん、美味しい」
肉幹を中心に回転するように舌を動かし、忍はむしゃぶりついてくる。吸い付くたびにじゅぽっ! じゅっぽっ! と激しい音が響き、彼女の口の端からは唾液とカウパーが混じった体液がこぼれ落ちている。
「し、忍さん……僕、もう、もう……っ」
吸い付かれるたびに頬肉が亀頭冠に擦れて、敏感すぎる刺激に真は腰を引いていた。それでも止まない強烈な快感に怒張はガチガチに固まり、精液を吐き出そうと準備をしている。
「出したいんですか? いいですよ。わたしの口の中に、あなたの精液、全部吐き出してください」
忍はそう言うと、真のふぐりに手を当てて優しくマッサージをする。射精を促す彼女の指先に、真は上擦った声を出しながら知らずと腰を動かしていた。
「も、もう出る……忍さんの口の中に、出しますよっ」
「んん……、出してぇ、溜め込んだ精液、全部わたしに吐き出してすっきりしてぇ……!」
「うあああ……!」
ビュルルルルル! ビュルル! ビューッ! ビューッ!
「んぶっ! んん……っ、ん……、んん……」
剛直は収縮して、ドクドクと忍の口内に雄汁を送り込む。忍は吐き出された精液をしっかりと口を閉じ、一滴も落とさないよう受け止めていた。射精が収まると、忍は口を離し、真に向けて口を大きく開いた。口の中には真が吐き出した白濁液のプールで出来ていて、忍は笑みを浮かべながら真に見せびらかす。
「ちゅぷ……んふふ。ほら、凄い量が出ましたね」
「本当だ」
精液は自分でも驚くほどの量で、真は思わず頷く。しかしそれよりも、笑いながら自身の精液をすべて受け止める忍の姿に見惚れていた。
(エロすぎるだろ……こんな人が本当にいるだなんて)
満足した忍は口を閉じ、コクリと喉を鳴らして精液を飲み込んでいく。
「ふふ、とっても濃ゆくて、まだ口の中に後味が残ってますよ。大分溜まってたんですね」
「え、あぁ……最近全然してなかったから、一人でもしないですし」
「あら。そうなんですか」
「はい――って、うわっ」
忍は相槌を返すと脚を掴んで真を力任せに引っ張った。射精の余韻で力が抜けていた真は踏ん張ることが出来ずに仰向けに倒れ込む。突然の出来事に驚いていると、忍が真の身体にのしかかる。
「と、いうことはまだまだいけますよね。まだわたし、満足していませんからもう少し付き合ってもらいますよ」
衣服を脱ぎ捨てながら忍は喜々とした表情でそう言った。
「で、でも……今出したばっかりでそんなにすぐには……」
「大丈夫、わたしに任せてください」
忍は自身の指に唾液を塗り付けてから、玉袋よりもっと下、菊門の辺りにぬとりとした感触を覚えた。
「ちょ、ちょっと。どこを触ってるんですかっ」
「元気になるツボ、ですよ」
入口を撫でる指先は躊躇うことなく菊門をこじ開け、体内に侵入してきた。
「うあ……ああああ……!」
初めて経験する異物感に真は恐怖を帯びた呻き声を上げた。それでも止まることのない忍の指は、ある程度まで進むと肉壁を押し上げる。
「ほら、ここをマッサージしてあげると……」
「な、なんだ、これ……」
ぐにぐにと忍の指が動くたび、内側から怒張をしごかれているような奇妙な感覚がした。すっきりしていたはずの真は下腹部がじんじんと熱を帯びるのを感じて、それと同時に逸物が充血していった。
「ほら、元気になった」
大きくなった剛直を見て、忍は満足そうに笑う。そして真の了解もなく秘裂を指で広げると、膨張した剛直をあてがった。
「それじゃあ、いただきます」
ズプ……ズププププププププププ!
「くああっ! し、忍さんっ!」
剛直に向かって忍の秘所が落ちてくる。無理に勃たされた逸物の刺激はすさまじく、真はなんとかしようと身体を動かすが、それが却って忍の抽挿を助けていた。
「あぁ……ふっとぉい! 真さんのおちんちんっ、わたしのお中でパンパンに張りつめて、凄く気持ちいいですよっ」
悦に入っている忍は、人が変わったように声を荒げて、好き放題に腰をくねらせる。彼女の身体が動くたび、怒張が引きずり取られそうな感覚に真は呻き声を上げるしかできなくなっていた。
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