なかよし家族
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2,マゾっ気のある次女で性欲処理してしまった。(9)

「うぐぅっ! ひぐうううぅぅ……! お姉ちゃん、おかしくなるうううぅぅ!」
「ぼ、僕ももう我慢できない! |膣内射精《なかだし》するよっ! 全部受け止めて!!」
「はいいぃぃぃ! お姉ちゃんの精液タンクに、タツのお汁をいっぱい充填してえぇ!」

 ビュー! ビュルルッビュルルルッ!

「ひゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 龍之助が膣内に向けて射精すると同時に、亜花梨は絶頂に達した。
 信じられないほどの快感。今まで生きてきて、こんな気持ち良さがあるなんて想像できないほどの満足感が亜花梨の身体にやってきた。

「あううっ、亜花梨姉ちゃんが、絡みついて……!」

 龍之助が呻き声を上げる。
 それもそのはず。意識がなくなってしまいそうなほど強く気をやった亜花梨は身体の自由が効かずにずっと痙攣を起こしていた。
 身体中の筋肉が引きつり、腰なんて折れんばかりに大きく反らす。
 その影響で、ただでさえ狭い亜花梨の膣内は筋肉に押されて強く圧迫されてしまっている。亜花梨の方も、まるで膣内が龍之助の雄棒の形を覚えようとしていると錯覚を覚えるほど、強く締め付けているのを感じていた。

「ああああ……駄目だ……こんなことされたら、また……」

 龍之助の言葉に、亜花梨はドキリとした。

「ま、まってタツ……あーしまだイッってるから……余韻が残ってるから、まだ動いちゃ駄目だよ?」
「うう、ううううう……」
「お願い……今突かれたら絶対おかしくなる……なんでもするから……もう少しだけ待って……」

 心からの本心だった。
 敏感になっているこの状況で、さっきみたいに乱暴に突かれてしまったら、もう龍之助無しでは生きていけない。
 姉弟ではなく、雄と雌として、龍之助から離れられなくなると本能が警笛を鳴らしていた。

「…………本当になんでも言うことをきいてくるの?」
「……! うん、うんっ。何か欲しいものとかあるなら買ってあげるから、服でもゲームでも、何でも言ってっ」

 助かった。
 亜花梨は心の底からそう思った。
 安堵のため息を漏らしながら、亜花梨は龍之助の返事を待つ。

「僕が欲しいのは――」
「僕が欲しいのは?」
「欲しいのは……亜花梨姉ちゃんだあああああ!」
「んぐぅっ! おおおっ!!」

 龍之助の剛直が亜花梨の締まりきった膣肉を押し広げる。
 完全に油断していた亜花梨は、唸るような悶え声を出してしまった。

「こんなに気持ちのいい姉マンコがあるのに、他の物なんて強請ってられないよっ!」
「んぐっ! あぐぅっ! ば、ばかぁっ、タツのあほぉっ! んああっ!」

 駄々をこねる子供みたいに、必死になって腰を振る龍之助に悪態を吐きながらも、亜花梨自身も快楽に身を委ねる。

(だめ……もうだめ……あーし終わった。子宮がタツを求めてキュンキュンしちゃってる)

 一度も抜かれることも無く、三回も行為に及ばれてしまったら、雌として屈服するしかない。だって、抗える訳がないのだから。乱暴に抽挿を繰り返す可愛い弟が、何よりも自分が欲しいと言ってくれるのだから。
 痛みも、辱めも――そして悦びまでも、すべてを与えてくれるのだから。この寵愛に、抗える人間がいるのなら是非とも見てみたい。

「んぐっ……た、タツ……お願い……」

 龍之助に責めに耐えながら、亜花梨は言った。

「もっと……強く……痛くして……あーしの頭もおかしくなるくらいに、突きまくって……」
「あ、亜花梨姉ちゃん……う、うおおお……うおおおおおお!」

 ズパン――!

「ひゃああっ!」

 ズパン、ズパン、ズパンッッ!!

「い、痛いっ! いたいよぉ! もっと、もっとしてぇ!」

 もう何でもいい。何も考えられない。もっと、もっと気持ち良くなりたい。
 龍之助に与えられる|痛み《かいかん》に声を漏らしながら、亜花梨は貪欲に気持ち良さを享受していた。

 叩きつけられるたびに膣奥からラブジュースが溢れてくるのを感じる。
 卑猥な水音が浴室で反響する。快楽に素直になった亜花梨には、それすらも自身の劣情を満たす効果音として愉しんでいた。

「亜花梨姉ちゃんっ、ごめん、もう出ちゃいそうだ!」
「いいよっ、出して、何回でも何十回でも、あーしの身体で射精してっ!」

 催促するように剛直を締め上げれば、龍之助は苦しそうな顔をしながら鈴口を子宮に向けて突き刺す。

「あがっ! あ……ああ……!」
「で、出る……出ちゃうっ……」

 子宮口を圧迫しながら、剛直は大きく膨らむ。
 亜花梨は二度経験した感覚に、次は何が起こるのかを想像すれば、頭の中で火花が走る。

「お゛っ、おおおっ! す、すっごっ! お、奥が、赤ちゃん育てるお部屋が広がって……!」

 気持ち良さよりも大きく感じる痛みに、亜花梨は目を見開きながら乱れ叫びながら絶頂した。その直後、龍之助の樹液が押し広げられた子宮口に放出される。

「んぐうううう! あっ、はああああぁぁぁっ!」

 重さを感じるほど、大量に注がれた白濁液は剛直で栓をされているせいで、全て子宮に向かって流れ込んでくる。朦朧とした意識の中、子種を注ぎ続ける男根の脈動を感じながら、亜花梨は座り込むように浴槽にしなだれかかった。
 ズポン……と抜けた逸物の感触を感じれば、秘所からゼリー状の液体がこぼれ落ちるのを感じて、亜花梨は身震いしていた。

「もうだめ……ほんと限界……これ以上は気持ち良すぎて死んじゃう……」

 擦れた声で亜花梨は言った。
 息をするのがやっと、といったぐらいに疲弊していると、龍之助の心配する声が聞こえた。

「ごめん亜花梨姉ちゃん……。僕ちょっとやりすぎちゃったかも」
「……本当だよ、確かに手伝うって言ったけど、ここまで遠慮もなく、あーしの身体にパコパコ穴開けてくれちゃって」
「う、ご、ごめんよ。なんだか激しくしたほうが、亜花梨姉ちゃんも気持ちがいいと思ったんだ」
「……ふん」

 大正解。我が家の弟は姉のことをよく見ている。

「タツ、ちょっとこっちきな」

 浴槽にもたれかかりながら、人差し指を動かし龍之助を呼びつける。

「う……うん」
「そんなに怯えるなって取って食いはしないよ。てかむしろ、食われたのはあーしの方だしな」

 軽口を叩いて気さくに笑って見せれば、龍之助は少し安心した様子で、亜花梨の近くまで顔を寄せる。
 瞬間――亜花梨は龍之助の首元を捕まえて引き寄せた。
 そして、龍之助の唇が、亜花梨の口に触れた。

「んむっ……んっ……」

 唇を合わせるだけの軽い――ライトキス。
 お互いの唇の感触を確かめ合ってから……ゆっくりと二人は離れた。

「……あの」
「タツ――お前キスはこれが初めてか?」
「え? う、うん……」
「へへ、やった」

 龍之助の初めてを自分の手で奪ってみせて、亜花梨は心の底から嬉しくなった。
 満足そうに笑顔を見せながら、未だに震えが残る身体をなんとか持ち上げる。

「さ、早く身体流して出ようぜ。風邪ひいちゃうよ」
「う、うん……」

 頷いた龍之助を椅子に座らせ、亜花梨はシャワーの温度を確認する。

「ちなみにさ」
「えっ?」
「あーしも、キス……初めてだったから。上も下も、初めては全部タツの物だぞ。そしてこれからも――」
「亜花梨姉ちゃん……」
「……だ、だからさ、また溜まったらすぐ言えよなっ、大事な弟のために、あーしが何でもしてやるよっ!」
「う、うん……亜花梨姉ちゃん……ありがとう」

 さっきの勢いの良さはどこへやら、気が付けば龍之助は、いつもの可愛い弟に戻っていた。

(なんかギャップを感じて、より一層可愛く見えちゃうな……むむむ)

「……」
「亜花梨お姉ちゃん? わぷっ!」

 なんとも言えない空気がこそばゆくて、亜花梨はシャワーを龍之助に当てた。

 全身びしょ濡れになりながら、龍之助は機嫌の悪そうな顔でこちらを睨む。

「だからシャワー当てるときは先に言ってって……」
「はは、悪い悪い。お詫びに体洗ってやるよ」

 そう言って、亜花梨は龍之助の身体にシャワーを当てる。
 世間話をしながら入浴を楽しむ二人は、傍から見ればまるで恋人のような振る舞いを見せながらも、子供のころと同じように、仲良くお風呂に入っていた。

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