なかよし家族
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3,母親の母性に当てられ、いっぱい甘えてしまった。(6)

「うんうん、気持ち良くなっていいんだよ~。お母さんのおっぱいはタツ君を気持ち良くするためにあるんだからね」

 両腕で胸を抑えながら、優菜が子供をあやすように言えば、龍之助は征服欲が満たされているのか至福の表情を浮かべていた。
 その姿を見て、優菜は奉仕の精神に満ち溢れていく。

(はああぁぁぁ……手が空いていたら頭もヨシヨシしてあげたいくらいだわ)

 優菜にとっては夢のような光景に、頭の中が多幸感で満たされていく。一方的な奉仕ばかりで自分の秘所には一度も触れていないのに、愛蜜が下着を濡らすのを感じていた。
 この感じだと、愛息子の幸せそうな表情を見ている、それだけでイってしまってもおかしくない状態だった。

「か、母さん。僕……もう」

 辛そうにしながら、龍之助はビクビクと身体を震わせていた。あっという間の三発目に、優菜は少しだけ名残惜しさを感じてしまう。

「……タツ君ごめん、もう少しだけ愉しませて」
「え……母さん……?」

 動かしていた手を止めてみれば、龍之助は不思議そうにこちらを覗き込む。
 こちらを見る息子と目を合わせながら、押し潰された乳房からはみ出た亀頭部を優菜は大げさに舌を出して舐め始めた。

「えろぉ……ぴちゃ、ぴちゃ、れろれろれろ……」
「んほぉっ! か、母さんっ!」

 射精寸前の亀頭部に、優菜の舌が這い回る。
 蛇のように器用に舌を動かす優菜の技術に、龍之助はすぐにでも果ててしまいそうな反応を見せていた。
 だがそうはさせない、乳房で肉棒を強く押さえ、亀頭が大きく膨らめば舌の動きを止めてみせる。
 生殺しの状態に、龍之助は悶え声を出しながら息を荒げる。

「なんでぇ……? 母さん、早くイきたいよ……」
「ごめんねタツ君。タツ君の反応が可愛すぎて、お母さんもっと見ていたいの」
「そ、そんな……我慢なんて無理だよ……」

 目尻を赤く染めながら、愛息子の反応を見て優菜は笑顔を作る。
 龍之助は優菜の様相を見て、不安そうに表情を曇らせた。庇護欲を醸し出す姿を眺めながら、優菜は思う。

 一体自分の笑顔がどう見えたのだろうか、恐怖を少し混ぜこんだ憂慮の表情……。優菜はひとたびその表情を見てしまうと、なんとも言えない、ムラムラとした感情が身体の中で暴れそうになった。

 このまま限界を迎えるまで発射を抑制していたら、どんな表情をするのだろうか。龍之助のすべてを知りたい……。
 その感情はひとえに愛情。しかしそれを当てられる龍之助は堪ったものではないだろう。優菜は溢れる気持ちをグッと堪えた。

(駄目よ……ちゃんと調整してあげないと、タツ君に嫌われちゃう)

 既に龍之助の剛直は乳房に抑えつけられ、発射することが難しいという状況だった。これ以上抑えつけてしまえば痛みまで出てきてしまうだろう。そこまでやってしまうと流石に嫌われてしまうかも知れない。優菜はあくまで龍之助のすべてを見たい訳であり、虐めたい訳ではないのだ。

「虐めちゃってごめんね……タツ君の表情を見ているとつい……」

 非常に残念な気持ちになりながら、優菜は胸を抑える腕の力を少しずつ、抜き始めた。すると締め付けられていた剛直はみるみる間に血色を取り戻し、まるで怒って頬を膨らませているかのように大きくなった。龍之助はそれほどまでに発射寸前だったのだ。
 優菜が力を抜き切れば、剛直の変化に気付くよりもずっと早く、亀頭部から溜め込まれた白濁液が勢いよく飛び出した。

「ふああああ!」
「きゃあっ!」

 制御不能だった射精に、龍之助は思わず大声を上げた。予測していなかった発射に、優菜の顔面に、色濃く粘り付く樹液が一面に広がった。

「ふああ……凄い濃い……これって確か三回目、だよね?」
「う、うん……」

 龍之助は放心したまま頷いた。
 三回目とは思えない、おびただしいほどの雄臭――ツンと鼻孔をくすぐる匂いに、優菜は媚薬でも吸い込んだかのように身体が熱く火照っていく。

(はああ……なんて幸せなんだろう)

 生きている間に、こんな経験を出来るなんて思いもしなかった。それが今や息子の精液便所になり果てて、顔面には性の欲望を一面に吐き出されている。こんな幸せがこの世の中にあっただなんて。
 顔にこびりついた白濁液を器用に指ですくいながら、指にこびりついた物を自身の口に運ぶ。

「ん……ちゅぶ、ちゅば……ちゅぽんっ。ふふ、タツ君の子供の種、濃くて絡みついてくる……」
「え、エロすぎだよ……母さん」
「ふふ……やっぱりこんなお母さんは嫌かしら?」

 からかうように優菜は言った。表情は和やかに笑顔を作って見せるが、半分は本心だった。幸せであればあるほど、不安は常に襲ってくる。龍之助は受け入れてくれたけど、唐突に引かれてしまうかもしれない。だから優菜は、笑ってごまかしながら龍之助の本心をつい確認してしまう。
 しかしそんなことは杞憂なのだと、龍之助の言葉が教えてくれた。

「嫌いな訳ないよ! もう僕ずっと昂奮しっぱなしで……逆に申し訳ないくらいだよ」

 嬉しそうに話しながら、龍之助は少しだけはにかむ。
 無邪気な龍之助の言葉に嬉しくなって、優菜は龍之助を優しく抱擁する。

「嬉しい……ありがとう」
「こちらこそっ」

 なんていい子なのだろう。自分の子供がここまで立派に成長していることを嬉しく思うと同時に、こんな背徳的なことを受け入れてくれることに対して、優菜は言葉にできないほどの感謝を抱いていた。溢れる思いをぶつけたくて、優菜は龍之助に顔を寄せて唇を合わせようとした。

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