「ふあっ、たっ君。すっごい元気になってる」
「静江姉ちゃんが嬉しいことを言ってくれたからね」
静江は首を傾げながら聞き返してくる。
「嬉しいことって……経験がないって話?」
「そう、それを聞いて、静江ねえちゃんの初めてが欲しいって。ガチガチになっちゃったんだ」
静江が欲しいと主張するように、彼女の頬に凝り固まった肉の棒を擦り付けると、顔に体液が付着するのも厭わずに、静江は恍惚とした表情をしていた。
「じゃあ、私とシたくてこんなになっちゃったんだ……嬉しいな……」
恋人を見るような目で、男根を見つめていた彼女は立ち上がり、フェンスの方へ向かっていく。
そして下着ごとタイツをずり降ろすと、桃尻を突き出しながらフェンスにしなだれかかった。
静江が龍之助に振り向くと、発情した顔で臀部をくねらせる。
「私も早くしてほしい……ね、ここでしよ」
「え……でも、大丈夫かな……」
フェンスの高さは二人よりも高く、見られる心配は確かにない。
しかし声は別だ、防音性能なんて皆無に等しい垣根なのだから、少しでも大きな声を出したら周りに聞こえてしまう。
龍之助が尻込みしていると、静江は自身で秘所を弄りながら、龍之助に言った。
「声を抑えてれば大丈夫……それに……」
「……それに?」
「それに――ここでする方が、昂奮しそうでしょ?」
静江の誘惑じみた台詞に、思わず喉を鳴らしてしまった。
誘引されるように、静江に向かって歩を進めた龍之助は、彼女の露わになった秘所に手を当てる。
「……んっ、ふぅ……」
「静江姉ちゃん……声、気を付けてね」
秘所を弄りながら、静江に言うと、彼女は口元を手で抑えながらコクコクと何度も頷いた。
静江も相当昂奮しているのだろう、洪水のように溢れ出す蜜は一向に止まる事はなく、秘所の周りをグチョグチョに濡らし、太腿から伝い落ちていた。
(引きこもっている間に、すっかり変態になっちゃって……)
姉の変貌振りに龍之助は驚きはしたが、悦びを隠せない。
こんなにえっちな姉を相手に出来ることが、嬉しくて仕方がないからだ。
痛いぐらいに張りつめた剛直を、静江の秘所にあてがうと、彼女は触れた感触にぴくりと腰を震わせた。
大陰唇に咥えられた鈴口が、愛液の熱気で溶けてなくなってしまいそうなほど、入口は柔らかく、吸い付いてくる。
「静江姉ちゃん……挿れるよ……?」
静江は答えず、頷くだけで返事をした。
ここまで気丈に振る舞って見せていたが、元々は弱いところを内面に抱えている人だ。自分が思っているよりかは緊張しているのかも知れない。
出来るだけゆっくりと、丁寧に性器を秘所に当てて、蜜が馴染むがように入口を愛撫する。こうすることで、少しでも気持ち良くなり、緊張が解れるかもしれないと思ったからだ。
秘所の口に挟まった雄棒が擦れるたび、静江は電気を打たれたみたいに身体を跳ねさせる。
「ん……あぁ……、それ、いいところに擦れて……気持ちいい……」
ちゅく、ちゅく……と、スローテンポで水音を響かせてみれば、次第に静江の強張った身体は脱力していく。
突き出していた腰はあらんかぎりに持ち上げて、擦り込まれる剛直がいいところに当たるように調整している。
彼女の硬くなった陰核が、竿の上を滑るたび、まるで挿入でもしているかのように、二人して声を押し殺してしまう。
「とろとろ気持ちいいよぉ……たっ君はどう?……私の大事なトコロ……気持ちいい?」
「うん……動かす度に静江姉ちゃんが絡みついてきて、動くのを止められないよ」
龍之助は本当にそう思っている。
部屋から我慢していたこともあり、性欲はこれ以上ないくらい昂っているのだ。刺激としては物足りないが、却ってそれが焦らされているようで、ゆっくと樹液が昇ってくる感じがなんとも心地いい。
なんならこのまま発射までしてしまいそうなほどだが、それは余りにも勿体ない。目の前には腰を突き出した姉マンコがあるのだ。しかも自由にしていいというお墨付き。使わないなんて選択肢は、龍之助にはなかった。
入口で遊んでいた剛直の動きを止めて、龍之助は静江に言う。
「力……抜いてね」
「……うん」
亜花梨と優菜のお陰で、すっかり余裕が出来た龍之助は、静江をリードするように優しく呟く。
さっきは緊張で、返事をすることも出来なった静江も、覚悟を決めたように返事をした。
改めて膣口にあてがった剛直を、ゆっくり……ゆっくりと姉の膣内に埋めていく。
「あ……ああ……」
静江の驚きにも似た艶声が聞こえた。
予想以上に狭い膣道を押し広げながら、静江の反応を確認する。
「大丈夫?」
「うん……なんか、全然大丈夫かも……痛いというより、嬉しいのが強いって感じ……」
そう言う彼女の声には怯えや震えがない。きっと本心でそう思っているのだろう。
それなら――。
龍之助はペースを上げて、最奥に向かって腰を押し込む。
すると先端に微かな違和感があった。恐らく彼女の純潔を守る薄い壁……薄く柔らかい肉壁がそこにはあった。
これを突き破れば、静江の初めては龍之助のものになる。
征服欲に駆られながら、静江の城壁に、破城槌を打ち込んだ。
ズブブブブ…………。
「んん……っ、あっ、はぁああ……!」
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