静江と打ち解けてからというもの、亜花梨と優菜がいない時間になっては、静江は龍之助の部屋に遊びに来ていた。
本日は亜花梨は大学、優菜が病院への定期報告があり、今わが家の中には二人しかいない状態だった。
龍之助の体質上、そのまま平和に過ごす……ということもなく。適当に雑談で時間を潰してから、自然と身体を重ねる流れになるのが通例になりつつあって、今日も今日とて静江に誘われた龍之助は、介護という名の営みに身を興じていた。
「見て……たっ君……まだ何もしてないのに、こんなに勃っちゃってる」
ベッドの上で、静江は上半身を露わにして、自分の乳頭を見せびらかすように近付けてきた。
彼女の言う通り、先端は既に凝り固まっており、ピンと張った綺麗なピンク色をした乳首が触って欲しそうにこちらを見つめてくるようだ。
最初に静江と重なって以来、彼女は特別積極的になってきていた。
今まで抑圧していた色々なものを、龍之助にぶちまけているかのようだ。しかし、それはまだ龍之助に対してだけらしく、亜花梨と優菜には会話をすることができるが、未だぎこちなさが残ると状態だった。
つまり、龍之助は彼女に信用されているのだ。自分に対してだけあけっぴろげに話す静江に、龍之助は優越感を感じていた。
「本当にすごい勃ってるね、まるで勃起してるみたいだ」
「んん……その言い方、ちょっと恥ずかしいな……」
静江は顔を染めて伏し目になる。それでも自身の恥部を隠すことはしない。羞恥心に襲われながらも、健気に龍之助の劣情を煽り続ける。
「静江姉ちゃん。舐めていい?」
「ん……いいよ……」
恥ずかしそうに静江は頷く。
彼女の胸に顔を埋めながら、龍之助は張りつめた乳頭に舌を這わせた。
「ふあっ……ん……」
「乳首を舐められるってさ、どんな感じなの?」
「んっ……くすぐったい感じ……? でも、それが気持ちいいっていうか……」
「へぇ……」
龍之助の質問に対して、静江は真面目に答える。こうしていると、恋人と部屋にいるようで、姉弟だというのを忘れてしまいそうな気分になる。
その従順さに満足しながら、龍之助は愛撫を続けた。
「んぁ……はぁ……んんっ……」
コロコロと先端部分を転がしながら、乳房に触れて優しく揉みしだくと、静江から漏れる吐息が艶を帯びていく。
気分が乗って来て発情状態に変わってきた静江は、脚を悶えさせていた。そのたびにシーツが衣擦れの音を立てて、卑猥なことをしているのだと自覚させてくるみたいだ。
「たっ君、私……もう……」
愛撫を続ける龍之助に、静江が息を荒げながら言った。
胸から顔を離し彼女の顔を見てみると、瞳には涙を溜めながら、柳眉を下げて切なそうにこちらを見つめている。
すっかりメスの顔をして出来上がっている静江は、既に下着だけになっている身体をくねらせながら、龍之助に襲われるのを、今か今かと待っていた。
そんな魅力的な姿を見せられて、こちらも我慢が出来る訳もなく……龍之助はズボンを脱ぎ捨て、いきり立った剛直を静江の前に顕現させた。
「僕も我慢出来ないって思ってたんだ……もう挿れていいかな?」
「うん……きてぇ……私の膣内、好きに使ってっ」
嬉しそうにしながら、何の抵抗もなく静江は下着を脱ぎ捨てた。
生まれたままの姿になった静江は、仰向けの状態でベッドに身体を預け、やおら脚を広げて秘所を晒す。
この数日、何回も経験した行動に、龍之助も慣れた様子で静江の上に乗り、雄棒を入口にあてがう。
自分の膣口に、龍之助のモノが当たる感触に静江は歓喜している。
「はああぁぁ……たっ君、早く、早くちょうだぁい……」
ズブズブズブ……。
「はっ、あぁ……! き、きたぁっ!」
静江の求める通りに剛直で膣内を押し広げてみれば、彼女は異物感に対して嬉しそうに声を荒げる。
余程期待していたのか、膣内は蜜でドロドロになっており、押し込む度に静江は気持ちよさそうに上体を持ち上げた。
「全部入ったよ……静江姉ちゃんの膣内、何回入れても気持ちいいよ」
「ふふふ、たっ君が喜んでくれるなんて……嬉しいなぁ」
「気持ち良すぎて我慢出来ないよ、もう動いていい?」
「もちろんっ、たっ君の好きなように使って……?」
静江は動きやすいよう、脚を大きく開いて龍之助を受け入れる。
その様子に、龍之助が抽挿を始めると、普段ではとても聞けないような大きな声で静江は乱れて見せた。
「ああっ、はあぁっ、たっ君のちんちんっ、とてもいいところに当たって、気持ちいいよぉ……!」
「気持ちいいところって、ここっ?」
膣肉を引きずり出すたび、静江の喘ぎ声が大きくなる場所がある。その場所に向かって短いストロークで何度も行き来をしてやれば、静江はシーツに捕まりながら、狂ったようによがり声を上げた。
「ひあああっ、だめっ、だめっ、弱いところ何回も責めちゃだめ……!」
「駄目だったらやめちゃう?」
「やああ……だめぇ、やめちゃだめぇ……いじわる言わないでぇ……」
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