5,みんなと楽しんでしまった。(3)

「駄目駄目……駄目なのぉ……」

 口だけで嫌がる素振りを見せても、責められている先端はどんどんと固く、膨らんでいき。彼女は切なそうに自身の指を噛み続ける。
 悶える静江を見ていたら、下腹部に血が巡っていくのを感じる。ふと気が付けば、さっき出したばかりの逸物は脈動を繰り返しながら膨らみを取り戻しつつあった。
 挿入したままだった雄棒が膣内で膨らんでいくのを感じて、異物感で驚く静江は下腹部に目をやった。

「うわぁ……たっ君、もう回復したの?」
「うん……静江姉ちゃんが可愛く悶えるから……昂奮しちゃって」
「んもう、上手いこと言って」

 まんざらでもない様子を見せながら、静江は顔を伏せ、上目遣いに龍之助を見つめる。自分としか経験のない静江のことだ、意識している訳ではないのだろうが、覗き込むようにこちらを見る瞳はまるで魅了してきているようで……劣情をぶつけている龍之助は、自分がしているのか、それともさせられているのか――よくわからなくなってきていた。
 欲情を煽る魔性の瞳をこちらに向けながら、静江は薄く笑みを作る。

「それじゃあ、もう一回……お姉ちゃんとシヨっか」

 まるで抱擁するように、四肢を大きく広げた静江は、すべてを受け入れるようにそう言った。
 龍之助は辛抱堪らず、襲い掛かるように静江の上に覆いかぶさる。

「静江姉ちゃん!」
「あんっ……たっ君、慌てすぎっ」

 龍之助を受け止めながら、静江は嬉しそうに声を上げる。

「だって、静江姉ちゃんがエッチな目で誘ってくるから……!」
「あー、それって責任転嫁じゃない?……まぁ、実際のところ、早くして欲しいって思いながら見てたから、誘うように見られてもしょうがないか」

 静江の言葉を、聞き流すように龍之助は静江の身体に自身を預けた。
 首元に顔を近付けると、彼女の長髪からとてもいい香りがする。華やかな髪の香りを楽しみながら、龍之助はゆっくりと腰を引き抜いた。

「あんっ! んんん……、はあぁぁ……」

 時間が経ち、すっかり一体化していた逸物が動き出すと、静江は苦しそうに息を吐き出す。
 痛くさせてしまったかと、思わず龍之助は静江に目を通したが、彼女の表情は声とは裏腹に、気持ち良さで緩み切っていた。

「……どうしたの、たっ君?」

 視線に気付き、静江は不思議そうにこちらを見つめた。

「ううん……ただ、声が苦しそうだったから、痛かったかなって」
「心配してくれたの?」
「……うん」

 静江の言葉に頷くと、彼女は表情を輝かせる。それがなんだか気恥しくて、静江を直視出来なくなって思わず目を逸らしてしまった。
 すると、間髪を入れずに静江の腕が龍之助を引き寄せる。何度も何度も、頬を摺り寄せながら、静江は愛くるしそうに顔を擦り付ける。
 そしてやっと満足したのか、龍之助を離してから静江は言った。

「大丈夫。全然痛くなかったよ、と、いうか逆で……引き抜かれるのが気持ち良くてつい声が出ちゃったの」
「そっか……それなら良かった」
「ふふ、たっ君が心配してくれて、お姉ちゃん嬉しいな…………なんなら、もっと激しくしても大丈夫だよ……」
「本当!?」

 静江の提案に、剛直が一気に昂るのを感じる。
 龍之助は静江の肩に手を乗せて、「じゃあ動くよ」と言った。既に剛直ははちきれんばかりで、今すぐにでも動き出したい。
 頬を染めながら静江が頷くと、ズチュン!……と、入口まで引き抜いていた剛直を一気に最奥まで押し込んだ。

「んおっ!」

 突然すぎる刺突に、静江は大きく声を上げた。

「はあああ……静江姉ちゃん……気持ちいいよぉ……」
「わ、わたひもっ、たっ君のちんちん、すっごいよぉ……」

 抽挿を始めれば、喘ぐのに必死な静江は口から涎を垂らしながら、一心に快楽を受け止めている。
 姉を悦ばせていることで優越感に満たされる龍之助は、さっき静江が大きく喘いだ場所に向かって剛直を突き立てる。

「んぎっ、あっ、あぐううう!」

 静江にとって、ここは余程の弱点なのだろう。責め立てた途端に身体を緊張させ、全身を強張らせていた。
 その癖に、貪欲に愉悦を味わおうとして、彼女は腰を浮かせて、最も感度が高い所へ龍之助を導く。静江の要望に応えるように、膣内の上部に擦り付けてやれば、蜜壺から愛液が流れ出てきて、剛直を伝ってベッドに落ちていく。

「んあああああ! だめ! だめだめ! イクッ、イッちゃうっ! たっ君ったっ君!!」

 切なそうに龍之助の名前を呼び、静江は潤んだ瞳でこちらを見つめる。
 顔を真っ赤にさせながら、涙を溜めた目を細める姉はとても可愛らしくて、一生懸命に名前を呼び続けるその唇を塞ぐように、龍之助はキスをした。

「んんんん~~~~~!!」

 口内に舌を突き出し、静江の舌を扱き上げると、彼女は身体を大きく跳ねさせ見るからに大きな絶頂を迎えた。
 膣肉が迫ってきて、纏わりつくように雄棒を捕まえる彼女の膣内に、堪らず龍之助も己の精を吐き出す。

 龍之助が樹液を流し込んでいるあいだ、ずっと静江はしがみついてきていた。執拗に舌を絡めて扱き上げ、最後の一滴を体内に放つまで逃がすまいと、蜘蛛のように手足を絡め、龍之助を捕縛していた。

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