なかよし家族
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6,なかよし家族(5)

「じゅぷぷ……ちゅううぅぅ……ちゅば、ちゅぷ……」
「んあっ……ふふ……、いよいよ赤ちゃんみたいになっちゃいましたね~」
「んむむぅ」

 熱い吐息を弾ませながら、優菜は優しく大事にするように龍之助の頭を撫でる。子供扱いされるのも、可愛いと言われるのも嫌気が指していたはずなのに、赤ん坊のように愛でられ、嫌悪感どころか気持ち良さすら感じている自分がいた。四肢全体に家族の柔肌を感じながら、龍之助は優菜の胸に吸い付いていた。

「んん……凄い……たっ君のおちんちん、今までにないくらいにガチガチだよ」
「それに……熱くて……牡臭くて……んちゅ……はあぁ……あーし、やばいかも……」

 顔を押し当てながら、亜花梨は一心に逸物の香りを満喫していた。唇をくっつけて、舌を動かし。空いた手は自分の秘所を慰める。
 頬を寄せる猫のように擦り寄る亜花梨の動きは、まるで顔全体を使って扱き上げられているようだ。
 押された剛直が静江の方を向けば、静江は躊躇いなく亀頭部を口の中に放り込んだ。

「じゅぷぷ……んっ……じゅぷ、じゅっぷ……ちゅぷ、ちゅぽっ」
「ふあああっ……! し、静江姉ちゃんの口……ヌルヌルで気持ちいい……!」
「ほうなの……? じゃあわたひ、もっとはんばるね……じゅぬるるる! じゅぷぷっ! じゅぷっ、じゅぷぷっ! ぐっぷ、ぐっぷっ!」
「うほおっ! おおおお……!!」

 静江の動きが激しくなり、龍之助は見悶えた。搾乳ならぬ搾精行為とばかりに、彼女の動きは瞬く間に龍之助を快楽の果てに導こうとしてくる。

「うっわぁ……すっご」

 姉の激しい動きに邪魔にならないよう、亜花梨は陰茎から一度、口を離した。しかし、奉仕を止めた訳ではない。
 彼女は陰茎よりも更に下……玉袋の方に顔を寄せた。それからすぐに、ぬるりとした感触が走る。

「ちゅぷ……固くなってる、これって気持ち良くなってるってことだよな? ちろちろちろ……えろぉ……」
「っっ! んああっ!」
「あはは、答える余裕もないか」

 亜花梨の言う通り、龍之助に応える余裕なんて無かった。
 愛情を、劣情を、そして友愛を自身の小さな身体、その全身に向けられて。とても喋っていられる余裕なんてない。

「じゅっぷっ、じゅっぷっ、じゅぼっ! じゅぷぽっ!」
「えろぉ……ちゅ、ちゅぷぷ……ぴちゃ、ちろちろちろ……」
「んっ、ああっ……! ふふ、よ~しよし……」
「ふああ……! ふあああ……!!」

 龍之助は身に余る刺激を一身に受けて、言葉を忘れたかのように喘ぐことしかできなかった。今までと一味違う、まるで拷問のような快楽の責め苦。
 いつもなら龍之助だけが満足いくようにしていた行為が、今回は逆、家族の欲望を満たすための行為になっているのだ。
 それぞれがやりたいように龍之助を蹂躙し、奉仕する。想像を超える背徳的な愛の重さに……常識も、倫理観も、道徳感も、そのすべてが壊れてしまいそうだった。

「ふあああ……も、もう駄目……イ、イク……射精しちゃう……!」

 悲鳴じみた声を上げながら、電流のような快楽に身体をガクガクと揺らす。しかし、龍之助のことなど構う様子がない家族達。

「えへへぇ……おねえひゃんのくひにびゅっびゅしてぇ……」
「あ、姉貴ずるい。あーしもあーしも」
「ひーよぉ、はい」

 射精の前兆に、亜花梨は玉袋から口を離して割り込むように静江の横に顔を近付けた。
 亀頭部を離した静江は射精を催促するように裏スジに向かって何度も舌を這わせる。
 亜花梨も姉に習う様に舌を動かし、精液が競り上がる感覚に龍之助は無意識に腰を浮かす。

「ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ……早くぅ……たっ君の濃厚ミルク出してぇ」
「ちろちろちろちろ……いっぱい、性処理係に、牡臭い子種をぶちまけてくださいぃ」
「うう、うううう……で、でるっ! イクイクイクイク……イクッ!」

 ビュボッ! ビュビュー! ビュルルッ、ビュルッ。

「ひゃあっ」
「んん……!」

 ダムが決壊したように、勢いをつけて精液が溢れ出した。噴出する子種は、驚き目を閉じた姉達の顔に飛び掛かる。
 顔にひっついた白濁液はとてつもない量で、クリームでも塗りたくったように彼女達の顔を白く染め上げていた。

「ふあぁ……熱い、それに凄い匂い…………」
「ん、勿体ない……ちゅる、ちゅ……」

 鈴口から溢れる樹液を亜花梨が舐め取る。発射したばかりで敏感になっている逸物には舌の感触は鋭く、下の口に触れるたび、龍之助は痙攣を起こす。
 その後亜花梨は、唇をぴたりとくっつけ、尿道の中まで吸い取るように吸い付いてから口を離した。

「はぁ……牡クサ……顔中、口の中までタツの匂いで一杯だよ」
「わたしもぉ……」

 恍惚とした表情で静江が賛同する。指で頬に付着した子種をすくい取ると、そのまま手に付いた液体を指ごと口に放り込んだ。

「ちゅぶ……ちゅぷ……ちゅる……んはぁ」
「あ……姉貴。顎のところ、垂れて落ちそうになってる」
「んぁ……どこぉ?」
「そこそこ……あっだめ落ちるっ」

 糸を引いて顔から離れようとした精液を見て、亜花梨は咄嗟に舐め取った。
 静江の顔に舌で触れた亜花梨は、そのまま白濁液で出来た道を辿るように、舌を持ち上げていく。

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