なかよし家族
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6,なかよし家族(7)

「あ……」

 挿入の予感に声を漏らす優菜。
 秘所の入口を指で広げてから、蜜にまみれた空間を怒張で埋めていく。

「んっ、んんんん……!」

 よがり声を上げながら、優菜は龍之助の剛直を受け入れる。
 時折引っかかる膣肉を押し広げて最奥まで辿り着くと、ゆったりとした挿入のスピードと同じ速度で逸物を引き抜いた。
 何度も何度も――。繰り返していく内に、蜜壺からは蜜が溢れ出し、柔らかくなった膣肉が剛直を抱きしめてくれている。

「母さんの中、なんだかいつもりよ気持ちいいよ……ちんちんが溶けちゃいそうだ」
「んん……だ、だってぇ、こんな娘に囲まれながら、息子の大きくなったものが私の中を出入りしているなんて……おかしくなっちゃうに決まってるじゃない」

 優菜の訴えは至極まっとうなものに感じた。実際龍之助も昂奮しすぎて、充血を感じるたびに張りつめた痛みを覚えるほどに膨張していた。
 大きくなるだけでなく、固さも今まででの中で一番固いのは間違いなかった。
膣内で引き抜く際、中部での窪みに亀頭部がひっかかれば、肉をこそぎ落とすようにズルンッ、と強い感触と共に強い振動が剛直に伝わってくる……そのたびに優菜は「ひぐっ!」と悲鳴じみた嬌声を上げていた。

「あっ、あっ、ああっ! タツ君の龍みたいなおちんちんがぁっ、膣内をゴリゴリして暴れるぅっ! あぐっ! んんんっ!」
「あああ……母さん、母さんっ!」

 弾力のある桃尻を押しつぶすように、夢中になって腰を突き出す。腹部をぶつけられた大殿筋はブルリと振動を伝播させてから乾いた音を響かせる。
 肉と肉がぶつかる音がなんとも卑猥で、一突きするたびに声を荒げる優菜を背後から見ていると、征服感で気が大きくなったように感じてしまう。

「すご……ママ、すっごい顔になってるよ」
「んああっ……や、やだ。み、見ないでぇ」

 横で母子の交尾を見学していた亜花梨がうっとりとした表情で優菜を見つめている。
 こちらからは後ろ姿しか見えないが……彼女の言葉通りならきっと今、とても人に見せられない愉悦の表情をしているのだろう。見えないからこそだらしのない姿を想像してしまい、ピストン運動が加速して、優菜を突き刺す頻度がどんどん増していく。

「たっ君……」

 こちらを呼ぶ声に振り向いてみると、静江がうっとりとした瞳でこちらを見つめていた。
 まるで泥酔したように、とろんとした表情を見せる彼女はとても切なそうで、泣きだしてしまうんじゃないかと思うくらい不安定に見える。

「こっちも、私にも入れて……じゃないと切なすぎて……気が狂いそう……」
「静江姉ちゃん……」
「ん……あっ、ああああ……!」

 龍之助は優菜から剛直を引き抜くと、優菜は泣き声にも聞こえるほど、みっともない声を上げていた。

「またすぐ挿れてあげるから、ちょっとだけ待っててね、母さん」
「本当? や、約束よ。早くね? 早くぅ……」

 静江の真後ろまで来た龍之助は、彼女の秘所を見た。既に準備万全のようで、てらてらと光る秘所を静江は自分で広げながら、息を荒げていた。

「たっ君。すぐに挿れれるよ、遠慮なくズコズコして気持良くなってっ」
「うん、そうさせてもらうよ」

 言葉通り、そう言った龍之助は静江の秘所に亀頭部を擦り付けると、すぐさま挿入を開始した。
 ズプププ……飲み込まれるように入って行く膣内はきつく締めあげてきて、思わず声を上げそうになる。

「静江姉ちゃん、締め付けすぎ……一瞬出ちゃうかとおもっちゃったよ」
「ううぅ……ダメぇ。動いてくれないといやぁ」

 珍しく自己主張をする静江は、駄々をこねた子供のような口調で言うと、自ら腰を動かし龍之助を味わう。ぶつかってくる張りのある尻の感触が、引き抜かれる剛直の快楽と合わさって自分で動くのとはまた違う気持ち良さを龍之助に提供していた。

「おおおお……」
「ほら、たっ君も動いて、気持ち良くなってっ」

(これじゃあ奉仕というよりも強要じゃないかな……)

 静江の要求に「わかった」と返答すると、龍之助は腰を突き出す。

「んはぁっ! ああっ! お、大きいぃぃぃ!」

 リズムを合わせた抽挿は、すぐさま最奥まで剛直が到達した。
 物静かな静江が声を張り上げ喘ぎ声を出している。普段とのギャップがある彼女の姿に、龍之助は何とも言えない昂奮が胸中に駆け巡った。

「静江姉ちゃん、今日はとってもえっちだよ」
「うん……うんん……そうなの。なんだか私我慢出来なくてぇっ、こんなお姉ちゃん、たっ君嫌かな……?」
「とんでもない、凄い昂奮してるよ。ほらっ」
「んひゃぁうん!」

 昂奮している証拠だとばかりに奥に剛直を突き刺してやれば、彼女は大きく背中を反らし、嬌声を上げた。
 その突如、膣圧が上がって雄棒を膣肉全体で包み込んでくる。

「うあ……やっばい」
「んあっ、ああ、ふう、ううううん……!」
「静江姉ちゃん、もしかしてイっちゃった?」
「――あっ、ああ…………あっ……」

 彼女は返事をせずに、代わりに何度か頷いて見せた。よほど昂奮していたのだろうか、彼女の身体は激しく痙攣を起こし、大きく息を吐くように断続的に声を漏らしていた。
 絶頂を迎えている彼女は隙だらけで、その姿を見た龍之助は、つい悪戯心が芽生えてしまった。

 ズパンッ!

「お゛っ!」

 まだ法悦の中にいた静江に、龍之助はわざと激しく剛直を突き刺した。彼女の唸るような声を聞いてから、続けて抽挿を繰り返す。

「ほらほら。静江姉ちゃん、気持ちいい?」
「おっ! おおっほ! おおおお……! おぅっ!」

 それどころではないといった様子で、静江は声を荒げて快楽を貪る。
 絶頂中の抽挿は龍之助が考えているよりも負担の強いものみたく、上体を下げ蹲るように悦に耐える彼女はまるで土下座をしているみたいに見える。ベッドに顔面を埋めながら、長い髪を放射状に広げて犬の唸り声のように喘ぐ彼女は本能のままに牝だった。
 このまま静江の子宮に向かって発射してしまいたい気持ちをグッと堪え、剛直を引き抜いた。

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