「気持ちいい?」
結花ちゃんの性器を舌で擦り続けながら、俺は言った。
汚れを綺麗に舐めとった女性器は唾液でふやけたように解れて、膣から溢れてきている愛蜜が唾液と混ざり、ローションを塗り付けたみたいに光沢を放っていた。
結花ちゃんは返事こそしなかったが、腕で隠している頭を縦に振り、切なそうに息を吐いていた。
漏らしてしまった事よりも、快楽を優先している彼女を見て安心感と少しの達成感を覚えた。
一度顔を離し、彼女の腰を持ち上げてから、小水で濡れてしまったシーツを引き剥がす。
そのまま、彼女のスカートに手を伸ばして脱がそうとするが、湿っているせいか腰にしがみついたようで、中々脱がすことが出来ない。
なんだなんだ、スカートってこんなに脱がしにくい物なのか?
上手くいかず乱暴に引っ張っていると、結花ちゃんが少し体を起こしてから、スカートを掴んでいる手を静止するように手を伸ばした。
「ホック……外さないと……」
結花ちゃんが小さい声でそう言ってから、俺はスカートのウエストベルトを見た。
一目みただけでは見つからなかった金具を探し、指を当ててなぞるように触ると側面に硬くなった部分を見つけた。
成る程、こういう構造になっていたのか。
両手を使ってホックを外せば、スカートは腰の部分から割れるように分離した。
ホックのすぐ下にあるファスナーを一番下まで降ろすと、引っ掛かりの無くなったスカートは布を巻いただけのようになり、やっと脱がす事が出来た。
一仕事終えて軽く息を吐くと、肘をついて上半身を支えるようにしていた結花ちゃんが、その様子を見てくすりと笑う。
「どうしたの?」
「いえ、米田さんって大人のひとなのに、なんだか同級生の男子みたいで……そう思ったらなんだか笑っちゃいました」
そう言って結花ちゃんは、歳相応の笑顔を見せた。
ついさっき、男子中学生のようだと比喩していたのをそのまま返されてしまったようで、少し気恥しくなってしまう。
風俗にはよく行くっていたが、素人の女性とこういう関係になるのは数える程しかなかった。
しかもそのすべての相手は、始まる事にはお互い全裸であり、着衣の状態で流れ込む経験は皆無だった。
結花ちゃんの微笑みは、そんなつもりがないとわかっていても、まるで俺の経験の無さを見透かしているように感じてしまって、彼女が優位に立った気持ちになってしまう。
「じゃあ、大人らしいところを見せないとだ」
「え――んむっ!」
俺は一言いってから、結花ちゃんに顔を近付けてキスをした。
突然の出来事にキュッと閉じている彼女の唇を、わざと音が出るように吸い付いてから口を離す。
「キスは初めて?」
「は、はい……」
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