臀部を突き出したまま、まくり上げた布地を腰の上に乗せてから、美穂さんは下着に手を掛けた。
一瞬――少しだけ手を止めた彼女はゆっくりと下着を下にずらした。
どろりと、露わになった秘所からは愛液が溢れ出しており、離れていく下着を繋ぎ止めるように糸が垂れる。
脚を器用に動かして、下着を脱ぎ終わった美穂さんは一度もこちらを振り向く事なく、大事な部分を丸出しにしている。
くるぶしに引っかかっている下着や、下腹部だけ丸出しにした女体がとても官能的で、俺は思わず生唾を飲み込んでしまっていた。
「それで、どこまでして大丈夫なんですか?」
体温のせいか、仄かに朱色に染まった大陰唇を覗きながら俺は言った。
ここまで来たら同意しているようなものだが、こんなものでは駄目だ。俺はどうしても、懇願する彼女が見たいのだ。
それでこそ『屈服させている』と言う事が出来る。
美穂さんの精神を支配する為、この一か月耐えていたのだ。妥協は許されない。
「……使っていいです」
「どこを?」
「~~! ……私のマ×コ、使っていいですから! 私も気持ちよくしてっ!」
ばちゅん!
「お゛っ!!」
彼女の了承を得た俺は、鉄のように硬くなった逸物を使って言下に返答する。
唐突に入ってきた性器の感触に、不意をつかれた彼女は情けのない喘ぎ声を漏らしていた。
「よく言えましたね、ご褒美に今までの分、一杯気持ちよくしてあげますよ」
「お……おぉ……おぅぅ」
「て……あれ?」
呻くばかりの美穂さんを不思議に思った直後、膣壁がぎゅうう――と締まる感覚。
膣肉が意思を持つように蠢き逸物を扱き上げてくるようだった。
まさか、挿れただけでイったのか?
桃尻から目を離して彼女を見てみると、びくびくと痙攣しながら、腹の底から出ているかのような嗚咽の声を上げている。
よほど我慢していたのか、それともこらえ性がないのだろうか、始まったばかりだというのに気をやってしまう美穂さんを見て、流石に笑いが出てきてしまった。
「美穂さん……流石にだらしなさすぎでしょう。今の姿を旦那さんが見たら悲しみますよ」
「い、いわ……いわない、で……」
「でも、挿れただけでこうなるなんて、このまま続けたら死んじゃうんじゃないですか?」
そう言うや否や、膣壺から愛液が溢れるような感触を感じた。
膣肉はきゅんきゅんと締まり、まるで動くのを急かしているように、妖しく絡みついてくる。あまりの気持ち良さに思わず腰を引きそうになってしまったが、グッと堪えた。
俺の言葉にここまで反応するんだ、どうやら彼女は死んでしまいたいようだ。
蠢動する膣肉の動きをそう解釈した俺は、腰を押し付けるようにして膣壺に剛直を走らせる。
「ひぃっ!」
肌がぶつかり、乾いた音が鳴ると同時に、美穂さんの悲鳴のような喘ぎ声が聞こえた。
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