悲鳴のような喘ぎ声を出しながら必死に懇願するが、まるで聞こえてないように振る舞う二人の責め苦は続く。
「んはぁ、れろれろ……、ああぁ、固い乳首が舌を擦って、気持ちいいよぉ……」
惚けた表情で舌を這わせる結花は、自身を手で慰めながら胸にむしゃぶりついている。
「ちゅ、ちゅば、ちゅううう、んあっ、ぢゅるる……」
「んんんっ! ほんとに、だめなのぉ! 気持ちよすぎて……な、なにも、考えられなくなるぅ……」
昂ったまま、私の躰に再び性的快感が上がって来る。
だ……、ダメ……。ま、またイク……。
息が上がりっぱなしのせいで、脳に上手く酸素が送られずに私の意識は殆ど無いような状態になっていた。
こみ上げる快楽に耐えながら、次のオーガズムに備えてアヘアヘと、呼吸器が必死に酸素を送り込む。微かに感じるヨダレが垂れる感覚で、きっと私の顔は今凄い事になっているのだろうと思った。
「んん……んんん! あぁ……イク……またイッちゃう……!」
我慢の限界が近く、私は躰を強張らせて衝撃に備えると、
どちゅん! 「ひぎぃっ!」
唐突にやって来た、秘所を貫かれる感覚。
びしょびしょになった膣壁を押し広げていく剛直は勢いを落とさないまま、すっかり降りてきていた膣壺の近くまで一直線に入り込んでくる。
膣壺の入り口近く、最奥の壁に剛直が触れた瞬間、人生で一度も感じた事のない感覚が躰に走って、私は背中を折れんばかりに反らせた。
「あ゛っ~~~~~~~~!!!」
止めようのないほどの震えが体中に伝わる。
さっきよりも強い、人生で一番強い絶頂を感じた私の視界は真っ白になり、視界にはバチバチと火花が幾重にも飛び散る。
あぁ……これは駄目だ。私が消えていく感覚。気持ちいい事しか考えられない生き物に作り替えられていくのがわかる。
直感的にそう思った。考える力は無くなっていき、オーガズムを迎えているこの瞬間、娘の事も夫の事もすべてがどうでもよくなった気がした。
空を飛んでいるような、なんとも言えない浮遊感が消えていき、躰に心地のいい疲労感がやって来た頃に私はやっと、呼吸をする事が出来るようになっていた。
「あ~~、美穂さんのナカ、滅茶苦茶気持ちいいですね。蕩けて絡みついてきて……」
「あ、なにそれ~。私のマ×コよりお母さんのがいいって事?」
「えっ、いや……それとこれとは話が別っていうか、お互い違う良さがあるっていうか……」
「別にいいですけどー」
「ごめんて……。美穂さん、そろそろ動きますよ?」
米田さんの問い掛けに、私は薄く笑みを作りながら答えた。
「……はぁい♡」
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